Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

紐神様

ヘスティア
神格ランク:9(下級神) 来訪者HD20+エキスパート20Lv

聖印:かまど
本拠地:オリンポス
属性:中立にして善
権能:家族、家庭、健康
信者:コモナー(一般人)
領域:守護、善、共同体
好む武器:ダガー

 

いやまあD&Dにデータがあるからといって「だからどうした」的な話なんだが、「ゴブリンスレイヤー」最新刊で青いヒモが小ネタとして使われており、ちょっと思い出したので書き留めておく。
ちなみにアニメ「ダンまち」放映後に紐神様を信仰するクレリックをキャラメイクする人が出たとかいう話は聞いたことが無い。

D&D3版系神格の価値は「領域」と「好む武器」、専用上級クラスでのみ決まるのだ!(マンチ思考)

*「和訳された範囲ならなんでもいいよ」という緩いレギュでヨグ=ソトース信仰(旅と幸運領域持ち、中立属性)とか言っちゃう、そんな悪い子は先生知りません。

コカトリス・カレー味

中型サイズの魔獣 真なる中立 脅威度7

ヒット・ポイント:58(9D10+9)

イニシアチブ+2;知覚 夜目及び暗視60ft

移動速度:20ft地上 及び 60ft飛行(貧弱)

アーマ・クラス:15、接触12、立ちすくみ13
(10+2[敏]+3外皮)

基本攻撃/組み付き:+9/+9

攻撃:噛みつき=+11近接(1d6)

特殊:カレー臭、カレー化ブレス

セーヴ:頑健+7、反応+8、意志+4

能力値:筋力10/敏捷力15/耐久力13/知力/2/判断力13/魅力9

技能:〈聞き耳〉+9、〈視認〉+9

特技:《鋭敏感覚》《武器の妙技》《回避》《能力熟練:ブレス》《外皮強化》


カレー臭(変則):このクリーチャーの体から発せられるスパイシーな香りにより、鋭敏嗅覚を持つクリーチャーに知覚される距離が2倍となる。


カレー化ブレス(超常):カレー粉による10ft.の円錐形、1d4ラウンドごとに1回、頑健ST(難易度16)に失敗した生きているクリーチャーはカレーライスになる。
このブレスの効果はカレーライスにのみ変化する事を除いてポリモーフ・エニイ・オブジェクト呪文のように作用する。術者レベル9、20分間持続。

 

*最近流行りの異世界モノ+ メシ漫画などにより異世界にもカレー文化の流入が著しい近年であるが、こいつは連載開始20数年前の某異世界召喚エルフハンター漫画を元ネタとするクリーチャーである。

はたしてD&Dの世界でカレーライスの作成は可能か?などといった疑問もあろうが、サプリメント「武器・装備ガイド」の交易品類に各種香辛料とコメが記載されておりカレーの原材料に不足は無く、あなたがもしグレイホークに召喚されたとしてもカレー屋を開店することにいささかの問題も無いだろう。

ちなみに自分はカレーの市民:アルバ派です。

黒い仔山羊 オバロ書籍Ver.

巨大サイズの異形(上級の奉仕種族) 脅威度16

ヒット・ポイント:291(25D8+175)

完全耐性:[火][電気][酸]及び毒

イニシアチブ+3;知覚 擬似視覚60ft

移動速度:40ft

アーマ・クラス:32、接触9、立ちすくみ29  ダメージ減少10/魔法
(10+3[敏]+23外皮-4サイズ)

基本攻撃/組み付き:+18/+48

攻撃:触手(×4)=+28近接(1d8+14)
または蹂躙=(3d6+21)反応DC36

特殊攻撃:つかみ強化、締めつけ、筋力吸収

セーヴ:頑健+15、反応+11、意志+18

能力値:筋力38/敏捷力16/耐久力25/知力/14/判断力18/魅力14

技能:〈隠れ身〉+16、〈聞き耳〉+32、〈視認〉+32、〈忍び足〉+17、〈変装〉+15

特技:《強打》《薙ぎ払い》《薙ぎ払い強化》《迎え討ち》《超感覚》《瞑想》《外皮強化》×3

出現環境:温帯または亜熱帯の森/沼

正気度喪失:1d3/1d10


戦闘

つかみ強化(変則):触手を命中させたなら、機会攻撃を誘発することなくフリー・アクションで組みつきを開始できる。
組みつき判定に勝利したなら、相手を捕らえ、締めつけを行う。

締めつけ(変則):1回の組みつき判定に成功することで、1d8+14のダメージを与える。

筋力吸収(超常):押さえ込んでいる各ラウンドで1d3の筋力を永久的に吸収。

蹂躙(変則):全ラウンド・アクションとして移動速度の2倍までの距離を移動し、自分よりサイズ分類の小さな敵たちを文字どおり轢いてしまう。
蹂躙は3d6+21の殴打ダメージを与える。
蹂躙された敵は-4のペナルティを受けて機会攻撃を行うことができる。
機会攻撃を行わないことにした敵は、代わりにダメージを半減させるため反応ST(難易度36)を行うことができる。

 
*以前にd20CoCの仔山羊ならガゼフ勝てるとか書いたわけだが、オバロ書籍Ver.は身長10m以上、レベル90越えなどとずいぶん強化されているようなのでそれに合わせてデータを25HDと、強大化の指針の上限(14HD)を超えて大幅にパワーアップさせた。
このデータなら特殊攻撃「蹂躙」と特技《薙ぎ払い強化》により王国兵を思う存分轢き殺すことが出来るだろう。


余談、アインズの上位物理無効を貫き金属や魔法の鎧もスパスパ切れるレイザーエッジの攻撃が何故仔山羊に通用しなかったのか?という疑問についてだが、これD&D3版的に言えば、それぞれ判定が違う。

アインズ(リッチ)の物理耐性:ダメージ減少/魔法及び殴打
物体や武器防具に対する攻撃:硬度のルール(ダメージ減少のルールに近い)
レイザーエッジの能力:(おそらく)ダメージ減少と硬度を無視
仔山羊の防御力:アーマ・クラス(基本10+敏捷力修正値+外皮AC+サイズペナルティ)


つまりあのシーンはガゼフの攻撃ロールの結果が仔山羊のACに届かず、有効打を与えれなかった=ガゼフの技量が足りなかっただけという、残酷な事実に他ならない。

いわゆるひとつのオレツウェイ 他

アインズの低位魔法無効化能力とか物理耐性とか恐怖オーラとか、あとデミえもんの支配の呪言とか転移後の世界で猛威を振るっている各能力について、これって100Lvが闊歩しているユグドラシルじゃ役立たずじゃね?何のためにあったのかという意見が散見されるが、深く考えずともそのまんまである。雑魚ども相手に無双するためにあるンだよ。

よーするにD&Dではリッチや高位悪魔、歳経りたるドラゴンなんかは圧倒的強者であり"畏怖すべき存在/Frightful Presence"なのだ。

わかりやすいのがドラゴン対軍隊、低レベルウォリアーが何千と群をなして集まって弓の一斉射撃とかしてもノーダメであり、ドラゴンがサッと上空を横切るだけで人々は恐怖で遁走し、ブレスの一薙ぎで灰と化す。
初めからそういう存在として各種能力がデザインされている訳なのである。
(いちおう群衆/モブや一斉射撃みたいな集団強化のルールなんかもあるけどね)

そんな国難ともいうべき民衆では立ち向かうのが不可能な存在にどう対処するのか…
もうわかってんだろ、英雄の出番だ!キミが殺るんだよ、キャラシーの準備はOK?

 

 

不浄本の拷問ルールとか使った人いるのかしら

296この名無しがすごい! (ワッチョイ 9f9f-4xYP)2018/09/16(日) 22:15:45.81ID:x+N+Tkuf0
タブラさんとニューロニストのブレインイーターコンビ
ボンテージファッションはあの種族のお決まりなのだろうか

 5chオバロスレ382より転載


ここで種族:ブレインイーターの元ネタであろうD&Dにおけるマインド・フレイヤー(イリシッド)のデザイン変遷を見てみる。
(各イラストはココとか ttp://dnd.wizards.com/dungeons-and-dragons/what-is-dnd/monsters/mindflayer 2ndはココ ttp://www.lomion.de/cmm/mindflay.php 念のため直リンは避ける)


AD&D1st(Monster Manual 1977)
タコ頭にローブの出で立ち、腰から垂らしたガイコツがチャームポイント。


AD&D2nd(Monstrous Compendium 1989)
サイオニックを操る種族という異形の点を強調する為か、ローブが中国の道士のようなデザインに変更された。ガイコツは首から下げている。


D&D3rd(Monster Manual 2000)
今までのローブがテカテカの黒レザーのようになり、他のイラストでもボンテージ風が基調となった。
ガイコツは股間中央部に移され、まるでキラークイーン(JOJO4部)のよう。

他にもマインド・フレイヤー関連の追加ルールとして臓器移植(グラフト)や脳を弄るマジックアイテムなんかも出てきて、映画「ヘル・レイザー」の世界を彷彿とさせる。


D&D 第4版~5版
3版と基本はあまり変わってないが、ローブのテカりが減ったり上から鎧を着込んだりした為にややボンテージ風味は薄れている。


以上からオバロのブレインイーターのボンテージファッションもD&D3版系からの影響の一環と見るべきだろう。


*他にも言及するべき類似品としては初代ファイナルファンタジーでの「マインドフレイア」(天野喜孝デザイン、イカ頭)やゲームブックファイティングファンタジーシリーズの頭脳殺し/BrainSlayerおよび鞭叩き/Flayer(モンスター辞典に収録)とか多々あるのだが、きりがないので割愛。

オバロの すごい 薄い本(カレイドスター風タイトル)

オーバーロードの同人誌界隈について。アニメ化初年度あたりはダークホース的存在だったオバロに対し、とりあえず様子見と言った感じでアルベド本(少数)だったのだが次の年になるとプレアデスのみなさん、その中でも特にナーベの存在が目立っていたと思う。
3度のアニメ化で盛り上がっている現状を見るに今後益々薄い本展開されるキャラの裾野は広がってくる事だろう。
(トカゲックスとかカルカ棒とか外道方面が増えても泣かない)

それにしてもまあ、ナーベラルかぁ…

 

自分は以前よりナーベラルという存在自体にくがね氏流の一種皮肉めいたものを感じている。

作中何度もナーベの容姿の美しさについて触れられてはいるが、その正体はアレっすよ!性別すら無いじゃん。
外見はいいとして中身の方も人をムシケラとしか思わないツンデレを通り越してツンドラ状態であり、たとえ声がぬーという神話級の補正が有ろうが、これにヒロインとして萌える事には自分は未だにためらいがある。

そんなナーベの薄い本なのだが、ドッペルゲンガーのエロがD&D的にナシかと言えば、これがアリなのである。


D&D3.5版にて新しく追加されたキャンペーン・セッティング「エベロン」世界、その目玉となるべく追加された新種族の一つ「チェンジリング」について

この種族はドッペリゲンガーと人間の混血により生まれた種族で、特殊能力として回数無制限の「下級変身」を持ち、これを生かして盗賊やスパイを生業としている者が多い。

だがエベロン世界最大の都市を扱ったサプリメント「シャーン:塔の街」によると、この町の娼婦の大部分はチェンジリングが占めているという。

中型サイズ人型生物限定とはいえ、変身能力を駆使したプレイ…エロい!

しかもサードパーティ製の「Book of Erotic Fantasy」やパイゾ記事じゃない、ちゃんと本になった公式設定である。

(まあ基本犯罪組織に属してるので正体隠してヤってるのかも知らんけど)

というわけで、同人誌及び二次創作に励んでる人達には是非ともパンドラズアクターの薄い本展開にチャレンジして戴きたい。


検索ワード「オーバーロード クルシュ エロ」

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それはそうとすごく直球ですね、とても好感がもてます。

二次創作

主人公 アインズ・ウール・ゴウン
年齢 11歳
種族 エルダーリッチ だが その元ネタには秘密がある
職業 ネクロマンサー
二つ名 漆黒の英雄(モモン・ザ・ダークウォリアー)
外見 真紅のマントと漆黒に輝くフルプレートで身を包み、クローズド・ヘルムを被っている
隠された2枚目のキャラクターシートを背負っている

モモンはクエストをうけるため冒険者組合に向かった
組合長とあうとモモンに隠された記憶にある剣を見せられた
モモン「これは・・久遠真剣レイザーエッジ!?」
アインザック「永劫真剣レイザーエッジFyinearu(ファイナル)。全ての能力が特化されている。特にブーストが。」
モモン「魔力は?」
アインザック「キーンに、ヴォーパル。そしてディヴァイン・ブラスト。」
モモン「ディヴァイン・ブラスト?」
アインザック「上級神格の神罰兵器をコンパクトにして発動効果にしてみた。まだ試作段階だから乱用は禁物だ。」
モモン「ほう・・凄いな」
アインザック「お前にこれを持つ資格があるかどうか試す・・王都にいって倒してこい・・」
モモン「悪魔が誰にも倒せなくて困ってると最初からいえばいいんだよ・・相変わらず素直じゃないな」
アインザック「フン・・」

モモンはリ・エスティーゼ王都に向かった
ヤルダバオト「魔皇だ!・・おう!」
蟲のメイド「シャー!」
メイド悪魔「よしなさい」
モモン「なめるなよ!『絶対無敵障壁(グローブ・オヴ・インヴァルナラビリティ)』っ!」
メイド悪魔「ぎゃああああ!」
ヤルダバオト「てってめえよくも手下を!うりゃ!はっ早い!」
モモン「ちがうな!*時間*を止めたんだよ!」
次のヤルダバオトの攻撃を髪一重で簡単によける!後ろに回転して牽制しながら下から剣を振る!!筋力46の二刀流4回攻撃!!!
ズバズバッドバシュッ!
ヤルダバオト「「ぐわっ!
モモンは悪魔を全滅させた!
それを少女が遠くで見ていた
イビルアイ「モモンさま・・ぽっ」
モモンは冒険者組合に戻った
☆バスタードソード『永劫真剣レイザーエッジFyinearu』 を手に入れた!

 

ヤルダバオトの強さはイメージ的にはグラズト(BoVD,CR24)くらいです。
次回以降聖王国編です。

私はな、根本的に自分だけが選ばれたとは考えていないのだ。

アニメ3期8話 及び書籍7巻337p

 

記事タイトルのアインズの台詞は他のプレイヤーの存在を見据えてのものだが、自分はそこにもう一つの「思想」ともいうべき作者の考えを見てしまう。


それは「主人公/プレイヤー・キャラクターだからといって特別な存在ではない、全てのキャラクターは同じ土俵の上で戦っている」という感覚だ。
このような思考はD&D3版系を主としてプレイしてきた人に特に顕著に見られる。

これはなにも「NPCも同じ世界の住人だ」とルールブックに書いてあるから、という訳だけでは無い。

D&D3版系/d20システムではあらゆるキャラクター(1Lv一般人から強大なドラゴン、果ては神様まで)が同一のルールの元にデータが組まれており、モンスターであってもPCと同じようにクラスレベルを取得し様々なカスタマイズが可能となっている。

自然これらデータを運用していくうちにダンジョンマスター、プレイヤー共に「自分たちPCが出来る事は敵/モンスターも出来る」という意識が芽生えてくることになる。

これによりマスターは世界を箱庭として捉えPCだろうが敵NPC/モンスターだろうが平等に扱いガチ志向となりやすく、一方プレイヤーは生き残る為PCたちはあらゆる状況に対応できるように「強く」ならなければいけない、という強迫観念にも似た感覚を持つことになる。


結果、諸国に名が広まるような英雄レベルともなれば、敵対集団からの占術による情報収集やテレポート及び不可視化からの奇襲、毒による暗殺なども考慮して対策するのが常識であり必須となる。このような世界を経験していればアインズがなろう主人公としては慎重すぎるのも至って普通の事だろう。

 

"だからこそ軍拡は必要なんだ。"

アニメでは削られていたが、書籍では上のアインズの台詞にこれが続く。
まるでD&Dパワープレイヤーの言ではないか(てか結局はそこに落ち着くのね…)