Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

黒い仔山羊 オバロ書籍Ver.

巨大サイズの異形(上級の奉仕種族) 脅威度16

ヒット・ポイント:291(25D8+175)

完全耐性:[火][電気][酸]及び毒

イニシアチブ+3;知覚 擬似視覚60ft

移動速度:40ft

アーマ・クラス:32、接触9、立ちすくみ29  ダメージ減少10/魔法
(10+3[敏]+23外皮-4サイズ)

基本攻撃/組み付き:+18/+48

攻撃:触手(×4)=+28近接(1d8+14)
または蹂躙=(3d6+21)反応DC36

特殊攻撃:つかみ強化、締めつけ、筋力吸収

セーヴ:頑健+15、反応+11、意志+18

能力値:筋力38/敏捷力16/耐久力25/知力/14/判断力18/魅力14

技能:〈隠れ身〉+16、〈聞き耳〉+32、〈視認〉+32、〈忍び足〉+17、〈変装〉+15

特技:《強打》《薙ぎ払い》《薙ぎ払い強化》《迎え討ち》《超感覚》《瞑想》《外皮強化》×3

出現環境:温帯または亜熱帯の森/沼

正気度喪失:1d3/1d10


戦闘

つかみ強化(変則):触手を命中させたなら、機会攻撃を誘発することなくフリー・アクションで組みつきを開始できる。
組みつき判定に勝利したなら、相手を捕らえ、締めつけを行う。

締めつけ(変則):1回の組みつき判定に成功することで、1d8+14のダメージを与える。

筋力吸収(超常):押さえ込んでいる各ラウンドで1d3の筋力を永久的に吸収。

蹂躙(変則):全ラウンド・アクションとして移動速度の2倍までの距離を移動し、自分よりサイズ分類の小さな敵たちを文字どおり轢いてしまう。
蹂躙は3d6+21の殴打ダメージを与える。
蹂躙された敵は-4のペナルティを受けて機会攻撃を行うことができる。
機会攻撃を行わないことにした敵は、代わりにダメージを半減させるため反応ST(難易度36)を行うことができる。

 
*以前にd20CoCの仔山羊ならガゼフ勝てるとか書いたわけだが、オバロ書籍Ver.は身長10m以上、レベル90越えなどとずいぶん強化されているようなのでそれに合わせてデータを25HDと、強大化の指針の上限(14HD)を超えて大幅にパワーアップさせた。
このデータなら特殊攻撃「蹂躙」と特技《薙ぎ払い強化》により王国兵を思う存分轢き殺すことが出来るだろう。


余談、アインズの上位物理無効を貫き金属や魔法の鎧もスパスパ切れるレイザーエッジの攻撃が何故仔山羊に通用しなかったのか?という疑問についてだが、これD&D3版的に言えば、それぞれ判定が違う。

アインズ(リッチ)の物理耐性:ダメージ減少/魔法及び殴打
物体や武器防具に対する攻撃:硬度のルール(ダメージ減少のルールに近い)
レイザーエッジの能力:(おそらく)ダメージ減少と硬度を無視
仔山羊の防御力:アーマ・クラス(基本10+敏捷力修正値+外皮AC+サイズペナルティ)


つまりあのシーンはガゼフの攻撃ロールの結果が仔山羊のACに届かず、有効打を与えれなかった=ガゼフの技量が足りなかっただけという、残酷な事実に他ならない。