Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

オーバーロードみたいなアニメはありますか?

近頃のD&Dの話題といえば、WotCが翻訳方針を変更したことに伴いD&D5版の日本語展開が止まっちゃったり、最新のエラッタでプレイヤーズハンドブックの種族の属性まわりを「The “Alignment” section has been removed.」の一言で全部消しちゃったりと、なにかときな臭いが…

エラッタについてはまとめサイトなんかにも取り上げられて話題になったので、知ってる人も多いかと思うが、よく見るとPHBだけじゃなくダンジョン・マスターズ・ガイドのエラッタもけっこうアレだよなぁ。


狂った野望/Mad Ambition

あらがい得ぬ野望/Overwhelming Ambition.


言語不明瞭、舌足らず、どもり/Slurs words, lisps, or stutters

不自然なほど礼儀正しく話す/Speaks in an unusually formal manner.


特定の何かに対する恐怖症/Specific phobia

とつぜん疑心暗鬼に襲われる/Prone to sudden suspicion.


集団虐殺/Genocide
抑圧/Oppression

財産没収/Confiscating property
悪法/Oppressive Laws.


奴隷商人の秘密のアジト/Hidden slavers' den

盗賊の秘密の隠れ家/Hidden thieves’ den


売春宿/Brothel

演奏用の場所/Music venue

 

まあ子供もプレイするゲームってことで致し方ない面もあるんだろうけれど、3版の頃はけっこうフリーダムだったことを考えると、ずいぶんと政治的に正しい方面に進んじゃうんだなあと一抹の寂しさが。

 

といったところで本題の「オーバーロードみたいなアニメ」の話だが、Amazonプライムビデオ にて配信、今話題沸騰中の『ヴォクス・マキナの伝説』をオススメするぜ!

このアニメは元々アメリカの声優陣がD&D4版キャンペーンのプレイ動画をWebで公開、使用ルールをパスファインダーRPG、D&D5版と変更しながらも大人気となりキックスターターで資金を募ってアニメ化となった作品。

D&D系の映像化といえば映画『ダンジョン&ドラゴン』シリーズとかの嫌な記憶が脳裏をよぎる人も多いだろうが、これは大丈夫w

18禁ということもあるけどDMGエラッタもどこ吹く風、しょっぱなからエロ、グロ、ゲロの下品オンパレード!それでいて中身は王道ファンタジーでとてもおもしろい。

CGのでっかいドラゴンも、違和感なくグリグリ動いてブレスをバリバリ吐いて『ドラゴンランス』のアニメからずいぶんと進化したなあと感心することしきりである。


まあ「オバロっぽいアニメ」に何を求めるかは人それぞれだろうが(それこそ以下略)、D&Dゲーマーの「こういうアニメが見たいんだよ」という欲求に太鼓判を押してオススメ出来るものであるのは間違いない。

 

*ヴォクス・マキナのキャラクターたちはD&D5版での7Lv、オバロでいえばミスリル冒険者ぐらいになるか。