Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

カジットのクラス構成

公開された11巻表紙イラストかっこいー!
見上げたドラゴンの腹の下に財宝という構図はクラシックD&Dの箱絵を彷彿とさせるし、腰の引けたドワーフは「指輪物語」(昔の評論社文庫)の表紙絵でのホビットのよう。
なにはともあれ本格ファンタジー感がひしひしと感じられる、素晴らしいこの表紙絵シリーズはいろんな意味で正解だったと思える。


んでまあ本題。
「うん、まぁ、彼の場合は刺青なんです。弟子もそうですよ。」
SS投稿掲示板-カジットの魔法を契約した媒体についての質問の返答

刺青、弟子と一緒に円陣組んで儀式、赤いローブ、おまけに悪いハゲ…これらが指し示す事実は一つ。

アインズ「つまり、カジットはレッド・ウィザードだったんだよ!!」
ぷれあです一同「な、なんだってー!?(AA略)」


上級クラス、レッド・ウィザードの諸設定についてはリンク先を見てもらうとして、その能力は専門化した系統の呪文の術者レベル(呪文の威力などのダイス数に大きくかかわる)が通常よりさらに上昇し、また「円陣の主催者」として参加者とともに円陣魔法を行い、呪文を大幅に強化修正出来る。

見るからに作中のカジットの行動を再現するのにピッタリな能力。
D&D3.5eで再現するならネクロマンサー5Lv(ウィザードの死霊術専門化)からレッド・ウィザード5Lv、計10Lvで円陣魔法に手が届く(微妙に強すぎな気もするけど気にしない)

レルム世界に根差した上級クラスであるレッド・ウィザードだが、術者レベル上昇という能力は単純に強力で、設定的にプレイヤーキャラクターとしては使用しにくいにもかかわらず使いたがる人も少なくなかった。

*以前に赤ローブ(中立)とか書いたが、あれはドラゴンランスキャンペーンセッティング(クリン)での設定であり、レッド・ウィザードはフォーゴトン・レルム世界での魔術師。
ほかにもD&Dには3版標準世界であるワールド・オブ・グレイホークや、FF6っぽい世界観のエベロン、クラシックD&Dやカプコン製横スクロールゲームの影響で微妙に日本でも普及しているミスタラなど多数の世界設定がある。

 

*出来あがったキャラデータはコチラ