Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

ドラゴンの強さに関して 続き

転載で申し訳ないが、2chで興味深い書き込みを見つけた。

160 :
この名無しがすごい! (ワッチョイ 77c6-7Gj5)
2016/08/18(木) 21:46:19.58 IDBtItomI40
フロストドラゴンといえど、魔樹よりは弱いだろう
だとするとどんなに強くてもレベル80位かな
いや、強すぎか 漆黒聖典のリーダーより強くなる

162 :
この名無しがすごい! (ワッチョイ cfc1-NXZ6)
2016/08/18(木) 21:51:08.53 IDG8TbBakU0
>>160
エンリさんが食ったフロスト・エンシャント・ドラゴンでも
レベル60行かないはずなんで…

167 :
この名無しがすごい! (ササクッテロ Sp07-wLiW)
2016/08/18(木) 22:06:47.74 IDw6D0iPshp
>>162
そんな記述あった?

174 :
この名無しがすごい! (ワッチョイ cfc1-NXZ6)
2016/08/18(木) 22:40:34.33 IDG8TbBakU0
>>167
ベースのD&Dのエンシェント級の竜からの計算


上記の人がどんな計算をしたのか初めはさっぱり解らなかったが、どうやらD&D4thのデータからの推測のようである。

*D&D4th基本ルールでのキャラクターLv上限は30Lv、これをオバロでの70LvくらいとするとD&D4thでのエンシャント・ホワイト・ドラゴン24Lvはオバロで約56Lvとなる。

オラサーダルクの46Lvよりは強い予想値だが、自分が3.5版ヒットダイスより換算した100Lv越えよりかはよっぽど近い。

さらにD&D4thでは今まで12あった年齢段階を大幅に減らしワームリング、ヤング、アダルト、エルダー、エインシャントの5段階しか無い。
この部分も書籍11巻末のオラサーダルクの種族レベルと対応しており、くがね氏の「竜としての最高位の成長段階」発言とも合致する。

 

D&D3.5eから4thに移り変わり(少なくとも数字の上は)弱体化したドラゴン他モンスターをオバロ転移後の世界で再現、とか妄想してみたが自分はD&D4thについてプレイ経験も知識も殆ど無く、24Lv単独モンスターというものの強さが感覚的にまったく掴めないため、これ以上深い言及は避ける。

あるいは単に神話時代の強大な存在、種族が時代が下るにつれ弱体化するというファンタジーにありがちな設定のアレ(指輪とかFSSとか)のような気もしないでもない。

ユグドラシルは北欧神話が元ネタ

なのでフロストジャイアントの元ネタも北欧神話であり、今後ファイアジャイアントなんかが出てきても北欧神話だから当然、と思うかもしれない。
それはそれで間違っていないが、やはり考察材料として参考にすべきなのは北欧神話でもウィザードリィでも無くD&Dである。


最初のファンタジーRPGであったD&Dではオリジナル以外にも各神話、ファンタジー小説から大量のモンスターを元ネタ導入しておりそこで造られた、追加された各設定は後のファンタジーRPGでも定説化している物が多い。

D&Dでのフロストジャイアント&ファイアジャイアント自体、種族設定に元の北欧神話の影響が見られるため、オバロに出てきたときに北欧神話っぽく見えるかもしれないが、普通にD&Dベースの可能性も大きいわけで…

だがこのような神話発祥D&D経由のモンスター類が、後発のRPGでは設定孫引きを繰り返す内にD&D由来であることも忘れさられてしまい本来の伝承に基づいた設定に先祖返りするという事態も良くあり、オーバーロードに限らずファンタジーRPGのモンスター考察などをする場合なにぶん注意する必要がある。

*意図的にD&Dから離した設定にするパターンもある(FFでのマインドフレイア設定の変遷とか、D&D内でもエベロン世界の種族設定など)

 

*書籍11巻ではフロスト・ジャイアントについて少々触れられてはいたが能力の詳細までは出てこなかった、残念。
しかしその生態(縄張り的に天敵のホワイトドラゴンに奴隷扱いされる、あるいは逆に弱いホワイトドラゴンを奴隷扱いすることもある)についてはD&Dシナリオ的に日常茶飯事である。


*書籍8巻に登場したバーゲスト/悪霊犬もD&Dではメジャーなモンスターだが、D&Dのバーゲストは鎖は持っておらず、ここらは本来の神話伝承あるいは他RPGからの物と見るべきだろう。
しかし特殊能力〈鎖の大旋風〉については、D&D3版系特技《大旋風/Whirlwind Attack》の影響が有ると思われる。
この特技は全ラウンドアクションで間合いの中にいる全ての敵に対して1回の近接攻撃を行なうという物で一見強力そうに見えるのだが、前提条件がやたらと厳しく(それでありながら大旋風は能力的にその前提特技と噛み合っていない)、 ようやく大旋風が使える頃には普通にヘイスト貰って全力攻撃した方が強くね?という状況も多く、(クラス特徴のボーナス特技が多いため)この特技を取る可能性が無いでもない唯一のクラス:ファイターと合わせてネタにされることも多かった。(ネタとしての

追記:そういえば、Web版のザリュースは周囲を攻撃する戦技〈ワールウィンド〉を学んでいたが、これも《大旋風》が元ネタだろう。ついでだが〈アイズ・イン・ザ・バック〉は《直観回避/Uncanny Dodge》及び《直観回避強化》が元と思われる。(特技ではないがバーバリアンやローグのクラスで習得できる能力、不意打ちや挟撃にならず急所攻撃を食らいにくくなる)


*他にはWeb版においてアウラケツァルコアトルを使役していたが、元ネタとして見るべきはアステカ神話でも白亜紀翼竜でも無くD&Dモンスターの「コアトル」であろう。

追記:3.0版「モンスターマニュアルⅡ」(和訳有り)に翼竜であるケツァルコアトルのデータがあり、後のアップデートと「プレイヤーズハンドブックⅡ」で動物の相棒にするためのドルイドLvが記載された。ここから見るに恐竜の方をクラス能力で使役しているような気もしたが、改めてWeb版を読んでみると「蛇のようなモンスター」と描写されている為、やはりコアトルの方が発想元にあると思われる。

レイナースの呪い、やっぱダメかも

以前の考察でレイナースにかけられた呪いについて、3Lv呪文で解けるじゃろとかテキトー抜かしていたが、改めて調べるとけっこう大変な可能性があることが分かった。

例によって「不浄なる暗黒の書」である。
この本の28pには呪いのバリエーションがいろいろ書いてあるが、そのなかの「死に際の呪い」では、ことさら邪悪なクリーチャーが殺した相手に死に際の呪いをかけることがある、とあり呪文発動能力を持たなくても呪いの効果(ビストウ・カース系呪文)を与えることが出来るようだ。

さらには10HD以上のクリーチャーがかけた呪いは簡単には解呪できず、ウィッシュやミラクル呪文、殺したクリーチャーをトゥルー・リザレクションで蘇生させる、やっかいなクエスト(ドラゴンぶっ殺してこいとかそんなん)をクリアする、などの方法が必要とある。
*どれも9Lv呪文、オバロでは10位階魔法か超位クラス

こりゃマジでアインズに頭下げるしか無いんじゃねーかな?


余談としてちょっと面白い呪文も見つけたので書き留めておく。
《レッド・フェスター》 腐敗呪文、アサシン、ブラックガード3Lv「不浄なる暗黒の書」記載

「対象の皮膚は赤くなり、水泡ができる。この水泡はただちに、じくじく膿んだ傷に変わる。これに加えて、対象の性格は奇妙に暗くなり、自尊心が消滅する。」

フレーバーテキストが無駄にエグい、が実際の効果としては筋力と魅力にダメージ。(レストレーション系呪文で治癒できる)
性格が暗くなるとか膿とか、かなりレイナースの呪いの効果描写に近いのだが、この呪文自体は呪い属性では無い。
ただオバロ自体、不浄本出展ネタがやけに多いので(そんなファンタジーは嫌だw)この呪文をくがね氏が読んで、面白がって参考にした可能性もある…?

*レイナースの性格&膿はビストウ・カース系呪文による永続的な魅力減少と解釈出来なくも無い


まー今回の纏めとしては、本開いたらキャラが強くなりそうなデータ(特技、上級クラス、アイテム、呪文)だけチェックして後は流し読み、みたいなことはやめてちゃんと全部読んでおこう、という教訓を今更得たw

アインズ様の能力 詳細不明分に関する幾つか

名称のみ判明しているアインズの特殊能力のうち、効果が不明の物が幾つか残っているが、D&D的に名称からそれっぽい効果が推測出来る物があるので考察しておく。

〈不浄なる加護〉
上記語句をそれらしい英語に直すとUnholy Graceとなる。
この能力はセーヴ(抵抗判定値)とアーマクラスにそのキャラの魅力ボーナスが乗るというもの、ブラックガードの暗黒の祝福を強化した感じの能力である。
この能力を持ったアンデッドがD&D3.5e日本語環境で居たかどうかは不明(調べるのめんどい)だが、未訳のアンデッド専門本「Libris Mortis」には何体かこれを持った中~上位アンデッドモンスターが収録されている。

さらには後出になるがパスファインダーRPG(ルール的にD&D3.75版と言われている)のデミリッチもUnholy Grace(私家訳wikiでは不浄の恩寵)を持っており、ここらも参考にした可能性アリ。

追記:パスファインダー版デミリッチのデータが初公開されたPaizo blogは2011/12月、Arcadia掲載Web版闘技場でのアインズの各能力(含む不浄なる加護)は2011/10月とオバロの方が先であるが、パスファインダー版は[酸]に対する完全耐性を持っていたりとD&D3版のリッチ&デミリッチよりもアインズの能力に近い部分がいくつか見らる。これは偶然なのか、それともパスファインダー版に合わせてアインズの能力を後から改定したのか、今となっては判別が付かない。

 

〈邪悪言語理解〉
「魔物の書Ⅰ」記載の猛悪特技《暗黒語/Dark Speech》が元か?
この特技無しに暗黒語を話そうとすると必ず即死する、しかし望まぬものに使用させるのは発音が難しいため不可能というゲーム的都合に配慮した言語である。
その効果は悪属性の聴衆を魅了したり悪以外の聴衆をビビらせたり、呪文使用時やアイテム製作時の術者レベルが1上がったり物体を脆くしたり、効果は多岐に渡りずいぶんとっちらかってる感じだが、元はサルバトーレだかの小説設定からの逆輸入のようである。

追記:暗黒語の初出は「不浄なる暗黒の書」2002年であり、Paul Kempfによるレルムが舞台の小説「Dawn of night」は2004年、後出でした。

さらに追記:この《暗黒語/Dark Speech》自体、指輪物語においてサウロンが作った言語の「暗黒語/Black Speech」が発想元にあると思われる。冥王の使用する魔力の込められた言語、アインズ様に相応しいかと。

 

〈アンデッド支配〉
D&D3版において、善のクレリックは自らの信仰の力によりアンデッド退散/破壊(ターンアンデッド、ウィザードリィでのディスペル)を行えるが、悪のクレリックは変わりにアンデッド威伏/支配能力を持つ。これはアンデッドをビビらせるという退散に比べると地味な効果だが、レベルが十分に高ければアンデッド支配となり対象をコントロール下におく事が出来る。
なおターン回数や判定、支配総数に使われるキー能力は《魅力》となる。
また「信仰大全」記載の特技《アンデッドの支配者》では支配下に置きコントロールできるアンデッドの総数が増える。

基本クラスであるウィザードの死霊術専門化、ネクロマンサーでこの能力を得る事は出来ないが、未訳サプリ「Heroes of Horror」記載の基本クラス「Dread Necromancer」は死霊術特化の秘術使いでありながらアンデッド威伏を持っている。
アインズがこの能力をどうやって得たのかはわからないが、上級クラスの能力によりアンデッド威伏/支配を取得した、あるいは呪文《コントロール・アンデッド》の擬似呪文能力を得たというあたりが有りそうな所。

追記:書籍版では消されているがWeb版によるとクラス:トゥルーネクロマンサーで習得した模様。

〈アンデッド強化〉
特技《アンデッド強化》では作成したアンデッド・クリーチャーの筋力と敏捷、ヒットポイントにボーナスを得る。
また上記のクラス、ドレッドネクロマンサーはこれを8Lvのクラス能力として得る。

 

追記:〈漆黒の後光〉

D&D3.5eにオーラと名の付く能力は数あれど、後光と名の付くものは一つしか知らない。
すなわち「高貴なる行いの書」記載の善人専用特技《後光/Nimbus of Light》だけだ。
この特技の効果は善のクリーチャーに対する〈交渉〉及び〈真意看破〉技能判定に+2と、かなりゲーム的にどうでもいい効果。
あとこの後光は好きなだけ自由に点けたり消したり出来る(ランプと同様の明るさ)

オバロ作中ではなにも効果が無さそうなエフェクト描写だったが、あえて上記特技からその効果を推察するなら
取得条件:属性 極悪
効果:悪のクリーチャーに対する〈交渉〉及び〈真意看破〉技能判定に+2(10%向上)みたいな感じか?

 

こうして見るとアインズのスキルには能力値《魅力》を必要とするものが多い。
これは3版系D&Dでいやらしい特殊能力(魅力でセーヴ難易度を決めてる)を持っているアンデッドの常なのだが、パーティメンバーの誰よりも見た目がアレな敵アンデッドのほうがイケメンだった、という笑えない状況もよくある話でありパラディンソーサラーなんかをPCとして選ぼうものならその時点でリーダー決定みたいな(偏った意見)

追記:魅力、あるいは<交渉>ランクの高いキャラをリーダーに選ぶというのはゲーマー的に真っ当な思考だが、D&Dゲーマーの中にはクラス:レンジャーにリーダーをさせようと主張する人がたまにいる。これはD&D系小説において(何故か)主人公がレンジャーであることが多い所からのものだが、その中でも特に「ドラゴンランス」初期シリーズの主人公、タニスの影響が大きいと思われる。彼は性格に難アリな仲間たちをまとめる(纏まっていない)一行の悩み多きリーダー的存在であった。そんなタニスのクラスはレザーアーマ着用で剣と弓を使い分けてるとこから小説読者からレンジャーと思われがちなのだが、実はデータ的にはH.F.O(ハーフエルフ・ファイター・オトコ)である。

11巻、ドラゴンの強さに関して

とりあえず無茶を承知でフロスト・ドラゴン=D&D3.5eのホワイト・ドラゴン相当の前提で話を進めていく。
まず言いたいのが、オラサーダルク弱すぎ!

巻末のキャラクター紹介を見てみると計46Lvのエインシャントのようだが、D&D3.5eのエインシャント・ホワイト・ドラゴンは凄く大雑把なオバロ換算をすると「100Lv前衛」の肉体戦闘能力と「30Lv妖術師」の魔法詠唱能力を併せ持つ存在である。
これでも他の真竜種よりかはホワイト・ドラゴンはかなり弱い方であり、D&Dでの竜は(ゲームにその名を冠するだけあって)とても強大な種族である。


"ドラゴンは成長するにつれて、学ばなくても種族の特徴として魔力系魔法を使う術を身につける。"
"その一番強いドラゴンも本当は第八位階まで使えるのに隠しているという可能性は? " -書籍11巻377p

ドラゴンは成長するにつれソーサラーとしての呪文発動能力を得ていくが、ここでアインズは第八位階までの詠唱能力を想定している所に注目。

D&D3.5eでのホワイト・ドラゴンは年齢段階/エイジカテゴリーの最終であるグレート・ワーム(大長虫)でも6Lv呪文までだが、他の真竜種では8~9Lv呪文の発動能力を得るまで成長する。

アインズはオラサーダルクの第三位階までという情報からかなり弱いドラゴンと見積もったようだ(そしてそれは正解である)


"ちなみにオラサーダルクは竜としての最高位の成長段階まで到達しております。
あの世界ではあれ以上の成長段階はないんじゃなかったかな?" 11巻作者雑感

D&Dの年齢段階ではエインシャントの上にさらにワームとグレート・ワームがある。
あの世界では(ユグドラシルとは言ってない)ないんじゃなかったかな?(無いとは言ってない)と、やろうと思えば深読みできる発言であはる。

 

これら以外にも書籍7巻ではマーレが90Lvに近いドラゴン2匹を従えているとされており、ドラゴン種の強さが(同じ成長段階でも)ユグドラシルから転移後世界で大幅に弱体化した可能性は大きい。

 

追記:考察の続きはここ

願望機

纏まらないから箇条書きにメモ。オバロとはほぼ関係無いし、ストルガツキイ兄弟とも関係無い。

 

ダグダの大釜
ケルト神話 ダーナ神族四秘宝の一つ
"尽きざるもの"
"誰をも満足せずには帰さなかった"
"死者をこの釜で煮ると復活"
願望機、食料を無限に生み出す、魔術装置 などの性質


騎士道物語の聖杯伝説へ キリスト教化(ホーリーグレイル≠カリス)

天沢退二郎「オレンジ党シリーズ」及びTYPE-MOONFate/stay night
聖杯伝説が根底にあるがキリスト教化される前の原型神話に準じている

 

魔女の大鍋(ヘクセンケッセル、コールドロン)
魔術装置として秘薬生成、死者復活など
ダグダの大釜以外にも源流となるイメージの神話多数有り
子宮からの再生 混沌からの生命誕生>ウボ=サスラ、ねるねるねるね など 

Pathfinder RPG ではクラス:ウイッチの能力「大鍋の呪術」として再現
ポーション作成、食人料理、ホムンクルス

ハグ(妖婆)の魔女団>3人組みで儀式
  三相一体の女性(処女-母親-老婆)>ヘカーテ、モイラ、ブリギットほか


ドラえもん「グルメテーブルかけ」
D&D《ヒーローズ・フィースト》呪文(英雄定食)
Nethack「恵みのホルン/horn of plenty」AD&D1stより、3.5eではMICに記載。 *元はギリシャ神話でありケルトからの流れとは異なるか?
オーバーロード〈ダグダの大釜〉 食料生成装置として

「山小人の工匠」描写から見るルール その4

"この世界では魔法の武具は、鍛冶職人が作った武具に、魔法詠唱者が魔法を付与することで作り出される。つまりは、強い武具を作るためには優れた職人よりも、優れた魔法詠唱者が必要だ。" ー44p

D&D3版系のマジックアイテムの作成がこれに当たる。
あらゆるマジックアイテムのデータ(アーティファクトなど自作出来ない物以外)には、作成するのに必要な呪文、特技、術者レベル、また作成後に発するオーラの強度と系統が書かれている。

この辺のページを参考に。

 

"彼の持っていた防御系のパッシブスキルを切り裂ける武器を代表に…" ー44p

ガゼフのレイザーエッジか?
だとするならやはり「あらゆるダメージ減少を無視」というフォース能力なのか?(ココで考察)

 

種族クアゴアに関するいろいろ 138pあたり

かなり早い時期から特定している人がいたが、サプリ「アンダーダーク」及び「フェイルーンのモンスター」記載の種族、クアゴスが元ネタでないかと思われる。
3版基本ルール(MM)には記載されておらずレルム系サプリで登場、能力も地味と自分はすっかり存在を忘れていたが、調べてみたところAD&D1stで初出、D&D5版ではモンスターマニュアルに記載と、意外と息の長いモンスターの模様。

で、D&D3.5eでのクアゴスというと
属性は「通常は中立にして悪」、種族能力として"激怒"(普通はバーバリアンのクラス能力)、恐怖効果に完全耐性、種族HD3(オバロでいうと種族レベル10くらい、巻末データと大体同じ)と、まあ全体的に地味目な獣人であり、オバロでの〈日光の下で盲目〉や〈希少鉱石を食べて強化〉〈金属武器耐性〉などは無い。
ここらへんは大まかな種族の立ち位置のみ参考にしたのだろう。

あとはその容姿だが、ココのイラストを見る限り薄汚れてクラブ持ってたりクアゴアとあんまり似ていない気もするが、一応本には全クアゴスの半数の「獣信者」は武器を使用せず肉体武器(爪、噛み付き)にこだわり、本来の白い毛皮をカモフラージュの為に染めるような事をしない、と書かれており辻褄は合う。

*〈希少鉱石を食べて強化〉については「秘術大全」記載の上級クラス《グリーン・スター・アデプト》が発想元となったような気もする。
このクラスは希少金属スターメタルを摂取することにより肉体を強化し(筋力と外皮Up、ダメージ減少/アダマンティン)、最終的には種別:人造となれる魔法戦士向けクラス。


"クアゴアたちはこの山脈の中では下から数えた方が早い劣等種族であり、強者たちの被食動物に過ぎなかった。" -213p

「フェイルーンのモンスター」ではしょっぱなから、クアゴスはアンダーダーク(地下世界)にいる「悪の負け犬/evil underdogs」だ、とディスられている。
またダークエルフやマインドフレイヤといった地下の文明が用いる魔法の策略の敵では無い、人口の半分が他種族の奴隷とも書かれている。
オバロ共々ちょっとかわいそう、クアゴアたちの明日はどっちだ

 

ヘジンマールが失禁 380p

D&D3.5eに「失禁」というルールは無いが、噂に聞いた某サークルでは恐怖や麻痺の判定で出目1だと失禁としていたようだ…まあなんだね、D&Dはオトナのゲームってことだね!

 

カルネ村の新婚夫婦  11巻作者雑感

特技《持久力》というのがある。
鎧を着て寝ても疲労しないとか息止め判定にボーナスとか、直接戦闘時には関係ない地味な効果ばかりの特技なので特に取る必要も無いが(マンチ思考)D&D3.0の頃には嫌がらせの如く何故かコレを前提とした前衛系上級クラスが多く、泣く泣く取得した戦士も多かったという。
そんな微妙特技の《持久力》だが、これをンフィーレアが取得していれば対エンリ戦にて性交判定に+4のボーナスが(以下略