以前にオーバーロードでの高位魔法はD&Dとは違うものも多くオリジナル度が高いと書いた。そのなかでも特に超位魔法は《ウィッシュ》を除くと、D&Dが元ネタとなっているようなものはまったく無いが、超位魔法の習得レベルや使用回数などシステム的な部分においていくつかD&D3版での「エピック呪文」に似た部分が見られ、今回はこの部分を考察してみる
D&D3版系において術者は20Lvを越えるとエピック呪文を習得する事が出来る。
*オバロでの超位魔法は70Lvからとあり、オバロレベル÷3.5がD&Dのレベル説の根拠の一つ。D&Dでは最高位が9Lv呪文までの為、オバロで第10位魔法を習得するレベル帯はD&D3.5eでは呪文スロットが増えるだけ
エピック呪文は通常の呪文と違いレベルアップでの自動習得、巻物から呪文書への書き写しはできず、魔法の要素「シード」を組み合わせて研究せねばならない。
(開発にはカネと経験値、発動時にクソ高い知識技能<呪文学>を要求される)
どちらかというとオリジナル呪文開発の為の大雑把なルールといった感じ。
エピック呪文の1日の発動回数はそれまでのクラスで得た呪文スロットとは別で、対応した知識技能(ウィザードなら<神秘学>、クレリックなら<宗教>)の最大ランク÷10で決まる。
実態としてはレベル上限で決まると考えて良い、仮にアインズを28Lvとするなら、1日のエピック呪文は3回となる。
ここらへん超位魔法がMPを消費せずスキルに近いとか、70Lv超えて10Lvごとに使用回数が増えてアインズが4回使用(web版では3回)できるとかに似ている気がする。
実際のエピック呪文リストを見てみると、「エターナルフォースブリザード」「未来の自分を呼び出してダブル攻撃」みたいなロマン&厨二あふれる物もあるが、個々の超位魔法の元ネタと言い切れるような物は見当たらない。