「ドラゴンVS現代兵器」──そんなオタ好みの妄想、あなたも一度は掲示板などで目にしたことがあるだろう。よくあるこの手の議論は大体「ドラゴンが強い」派と「現代兵器が強い」派に分かれて激しくレスバ対立し、収集がつかなくなることが多いという印象がある(2chのGATEスレなどでよく行われていたらしいが、そちらは未読なので詳しくは知らない)。だが、みんなもうひとつの重要な視点に欠けていないだろうか?
何が言いたいかというと……「ファンタジー側の冒険者が現代兵器を使ったら、かなりの大物を倒すことも可能ではないか?」という考察だ。
自分は以前の記事で「D&Dの歳経りたるドラゴンは対ザコ能力いろいろ持ってるから一般人ではどうしようもない」(故に現代兵器の通常運用では無理)とか書いたが、逆説的に「ザコで無い冒険者であれば、ある程度の対処法は色々ある」とも言える。この冒険者たちが現代兵器の火力を使いこなせたなら、どうなるだろうか?
ちょっと考えてみよう
まずD&D3.5版においてヤング・アダルト(51~100歳)以上の年齢段階に達したドラゴンは《畏怖すべき存在》として恐怖のオーラをばらまき、これを受けゼーヴ失敗したレベルが低い者は恐慌状態となり全力で逃げ出す事になる。クレリック1Lv呪文リムーヴ・フィアーがあれば一時的に受けている恐怖効果を抑止出来るのだが、クレリック自身が恐慌状態となったら詰みなので頼りには出来ない。しかしパラディンは3Lvで《勇気のオーラ》により恐怖に耐性を持つので、オーラ・オヴ・グローリィ呪文*1があれば、パラディン周辺に集まった仲間は強化された勇気のオーラにより直ぐに恐怖は取り除かれ戦線崩壊することもなくなるだろう。*2
また同様にヤング・アダルト以上の竜は《ダメージ減少》を持ち、魔法的強化の無い武器に対する物理耐性のため、個人携帯サイズの小銃弾丸がほぼ通用しない主要因となるが、これも銃火器をマジック・ウェポン呪文で強化すれば問題ないわけだ。
ドラゴンの持つ最も強力な武器、ブレスウェポンもレジスト・エナジー呪文による対エネルギー抵抗だけでは心許ないが、戦車に乗り込めば装甲によるエネルギーダメージ半減+硬度のルールでかなり耐えてくれるはず。
90式戦車に乗り込んだ白金級冒険者(D&D換算5~6Lv)たちが、トゥルー・ストライク呪文でラインメタル120mmをアダルト・レッドドラゴン(脅威度15≒難度158)にぶち当てるとこ、見てみたくない?*3
というか、もうずいぶんと昔に同人作家のRAITA(サークル:絶対少女)がCOMICエルオーに載せた、たった4ページの漫画。*4エルフのメガネっ娘がティーガーⅠの砲弾に呪文唱えて強化施術するだけという作品だったが……ああいうのが読みたいんだよ!ナチス第三帝国オカルトをさらに「剣と魔法」のファンタジーまで推し進めたようなの、誰か書いてよ!!