Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

アイテム考察 〈剃刀の刃/レイザーエッジ〉の能力

さまざまな考察がされているレイザーエッジの能力について3つばかし考えてみた、が今回の考察は例によって極めて狭い視点(3版D厨)からの物であり、だいぶん的外れな可能性が高いです、与太話として聞いてください。


その1:ディスラプション(アンデッド粉砕)武器の可能性

ディスラプションウェポンは対アンデッド武器能力の一つで、命中したのち意思セーヴに失敗したアンデッドは破壊され塵と化す。
普通は近接殴打武器にしかこの能力は付かないため、アインズが「常識を無視している」といった点にも合致する。
それほどセーヴ難易度が高いわけでもないので高レベルリッチなんかには効きそうにないが、ファンブルでアインズが塵になる可能性も無いではない。

 

その2:力場/フォース属性武器の可能性

金属を紙のように切り裂く、という描写をみてアダマンティンまたはスターメタル製?と思ってしまうところだが、もう一つの可能性として力場/フォース属性を挙げてみる。

力場属性はあらゆるダメージ減少(物理耐性)を貫通し、ゴーストなどの非実体にも命中する。
また武器能力としてはかなり珍しく、呪文やサイオニックによるものを除けば自分が知る限り3つしかない(MICの射出武器専用能力と無限ジャベリンのグロ-ブ、あとレルムだかのサプリにムチがあったような)
これならアインズの耐性を無視してダメージを与えれるだろう。

*余談だが某シナリオのラスボスは、力場無効なんていう有り得ない耐性を持っており油断ならない。
ダメージは地味でもエネルギー抵抗で減らされず確実に効く呪文が力場の通例なのに。

 

その3:ヴォーパルウェポンの可能性

鏡の国のアリス」が元祖、ザナドゥローグライクゲームでおなじみのアレ。
近接斬撃武器に付くヴォーパル能力はD&D3.0eではクリティカルすると、D&D3.5eでは出目20(つまり5%の確率)で首切りが発生するという物。
現実離れした鋭利さという描写も腑に落ちる、しかしアインズが首を撥ねられて滅ぶかどうかは微妙なところ。
(ヴァンパイア以外のアンデッドは首を落とされても問題ないという裁定が出ている)

*関係無いとは思うが、3版及びAD&Dのデミリッチはヴォーパルウェポンに脆弱性を持つというとても珍しい物理耐性があった。


なにはともあれ、今後誰がレイザーエッジを受け継ぐのか、その能力の謎が解明されることはあるのか、アインズの胸に突き立てられる日は来るのか。
先の展開が楽しみである。

 

 

追記:ヴォーパルウェポンでググってトップのピクシブ百科事典を見ると、ザナドゥで登場したどマイナーなこの武器をテイルズシリーズがメジャーにしたとあり、以降の記事でもD&Dについては触れられていない…
まあ「ローグライクゲームでおなじみのアレ」と言い切るのも偏っているとは思うが。

 

追記:コメ欄で指摘されたアイテムを紹介
上級アーティファクト Angelwing Razor/天使の翼の剃刀

基本的には+5ヴォーパル・ロングソード(この時点でエクスカリバーと同等、お値段200,000gp)だが、特殊能力としてあらゆるダメージ減少と物体の硬度を無視し、さらにはウォール・オヴ・フォースをも切り裂く。

オバロ元ネタの多い「不浄なる暗黒の書」出展、DRに硬度無視、剃刀/Razorという名前と、かなり〈剃刀の刃/レイザーエッジ〉に近いのだが元ネタと言い切るにはもう一つ欲しいところ。

*上級アーティファクトは世界に唯一無二のアイテムであり、PCに作成することは出来ず、これらのアイテムの効果は定命の者の呪文では(たとえウィッシュであっても)解呪出来ない事もある。オバロのワールドアイテム相当と考えて差し支えない。