Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

"溶解の檻" ソリュシャン・イプシロン

ショゴス・ロードのローグ2/アサシン1 18HD 脅威度17

中立にして悪、中型サイズ(人間形態)または超大型サイズ(ショゴス形態)の粘体(上位の独立種族)

ヒット・ポイント:171(15D8+3D6+90) ;高速治癒2

完全耐性:粘体の完全耐性 及び[音波][酸]

イニシアチブ+7;知覚 擬似視覚60ft

移動速度:30ft(人間形態)/40ft(ショゴス形態)

アーマ・クラス:18、接触13、立ちすくみ15  ダメージ減少10/-

基本攻撃/組み付き:+16/+23 ショゴス形態時は組み付き+31

攻撃:+2アサシンズ・ダガー=+25近接(1d4+9/19-20)
または偽足による叩きつけ=+23近接(1d6+7)

全力攻撃:+2アサシンズ・ダガー=+25/+20/+15/+10

セーヴ:頑健+17、反応+20、意志+12

能力値:筋力24/敏捷力16/耐久力20/知力/17/判断力11/魅力7(ショゴス形態時は魅力17)

技能:〈威圧〉+6、〈解錠〉+9、〈隠れ身〉+23、〈忍び足〉+27、〈呪文学〉+5、〈捜索〉+17、〈魔法装置使用〉+20

特技:《イニシアチヴ強化》《素早いとどめ》《早抜き》《技能熟練》(魔法装置使用)《能力熟練》(致死攻撃)《魔道師退治》《魔法的防御貫通》

装備
アサシンズ・ダガー:+2ダガー(致死攻撃のDC+1)、+1ミスリルチェイン・シャツ(追加能力 グラマード、インプルーヴド・サイレント・ムーヴズ、インプルーヴド・シャドウ) 、ヘッドバンド・オヴ・インテクレイト+4、グラヴズ・オヴ・デクスタリティ+6、ブレイサーズ・オヴ・マーダー(立ちすくみの敵に対し攻撃とダメ+2、致死攻撃のDC+2)、ベルト・オヴ・ヒドゥン・ポーチズ、ブーツ・オヴ・トラックレスネス、ヴェスト・オヴ・レジスタンス+3、リング・オヴ・ロックピッキング、リング・オヴ・ブリンキング、インフィニット・スクロールケース、スクロール各種、毒いろいろ

正気度損失:なし(人間形態);1d6/1d20(ショゴス形態);1d3(それぞれの形態への変異中に見た場合)


種族能力
粘体の種別:d20SRD
*ソリュシャンは知性を持つ為、精神作用効果に対する完全耐性を失っている。

ショゴス・ロードの特殊能力

包み込み(変則):ソリュシャンは偽足の中の1本で殴打した目標を自分の体の方に引き寄せて包み込み、各ラウンド自動的に3d6+10ポイントのダメージを与える事ができる。自分よりもサイズが1ランク小さい目標を包み込む為に組み付き判定を成功させる必要がある。先祖であるショゴスと同じように、ソリュシャンも獲物の頭をもぎ取るのが好きである。包み込み攻撃の犠牲となった者は食われるか首を落とされるかのいずれかである。

形態維持(変則):ソリュシャンは人間形態またはショゴス形態をとる事が出来る。
しかし人間形態をずっと維持していることは骨の折れる仕事であり、怪我や大きなストレスがある状態で形態維持する為には[判断力]判定(DC15)に成功しなければならない。失敗すれば、外見がさざ波が立ったように歪んだ姿になる。続くラウンドで第2の判定に成功しなかった場合には元のショゴス形態に戻ってしまう。ソリュシャンがショゴス形態のときのサイズは超大型である。

ショゴス・ロードは〈威圧〉技能に+8の種族ボーナスを持つ。

基本クラス:ローグ

急所攻撃:挟撃状態やACに敏捷力ボーナスを加えられない状況にある相手に対する攻撃で+2d6追加ダメージ(アサシンの急所攻撃も累積)

罠探し:難易度が20を越えるような罠を〈捜索〉技能で発見できる。

身かわし(変則):反応STによってダメージを半減できる攻撃に対して、STに成功することでダメージをまったく受けずにすむ

上級クラス:アサシン

致死攻撃:3ラウンド連続で観察した目標に対して、近接武器による急所攻撃を行いダメージを与えた場合、その攻撃に麻痺か即死の追加効果を与えることができる。追加効果は頑健ST(DC17)に失敗すると適用され、麻痺の場合は1d6+1ラウンド持続する。

毒の使用:刃物に毒を塗って使用する際、誤って自分が毒を受けることはなくなる。

秘術呪文発動:アサシン呪文1Lv習得数2

 


このキャラメイクには種族選定からして色々迷った。
本来知性の無いことが多い粘体にクラスレベルを積むことに関しては、ドラゴン誌に粘体を覚醒させる呪文があるからいいとして、人型への変身をどうやって付けるべきか?幻術装備でお茶を濁すにしても大型以上の粘体じゃないと「包み込み」持ってないし。

ようやく思いついたのが強大化ゼラチナス・キューブあたりに擬似呪文能力としてHumanoido Shape(ドラゴンファイア・アデプトの妖術)を覚えさせる手法だが、ここまでくるとNPCじゃなくてオリジナルモンスターになっちゃうし。(火を吐くソリュシャンという事態は避けたかった)

…まてよ人型に変身する粘体といえば元ネタにまんまなヤツがいるじゃないか!
というわけでd20CoCからショゴス・ロードの登場となった。

クトゥルフ神話TRPG第6版が和訳され盛況している現在、顧みられることも少ないd20版だが、このような形で活用する事ができて「とりあえず和訳されたd20絡みは買っとく」という思考停止型D厨の当時の自分に、称賛の声を送りたい。