Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

"ゴブリンスレイヤー"

人間のファイター6/レンジャー1 ECL7 脅威度6

真なる中立、中型サイズの人型生物

ヒット・ポイント:48(6D10+1D8+10)

イニシアチブ:+2

移動速度:30ft (中荷重につき20ft)

アーマ・クラス:15、接触12、立ちすくみ13

基本攻撃/組み付き:+7/+9

攻撃:ショート・ソード=+9近接(1d6+2/19-12)

またはダガー= +9近接or遠隔(1d4+2/19-20)

またはスリング=+9遠隔(1d4+2)

ほかクラブやショート・ボウなど

*特技とクラス能力により対ゴブリン+5ダメージ

全力攻撃:ショート・ソード= +9/+4

セーヴ:頑健+8、反応+6、意志+3

能力値:筋力14/敏捷力15/耐久力12/知力13/判断力12/魅力8(ポイントバイ25)

技能:〈隠れ身〉+4、〈聞き耳〉+5、〈視認〉+4、〈忍び足〉+4、〈生存〉+2〈装置無力化〉+3、〈知識:自然〉+2、〈知識:ダンジョン探索〉+4、〈知識:地域〉+5〈知識:地理〉+3〈跳躍〉+5、〈登攀〉+7

特技:《早抜き》《迎え討ち》《攻防一体》《無視界戦闘》《トンネル戦士》《万能投擲術》《Weapon and Torch》《得意な敵強化》《追跡》

装備
ショート・ソード、ダガー×3本、スリング、クラブ、ショート・ボウ、矢筒(アロー×10、ドラゴンブレス・アロー×10)、スリング、レザー・アーマ、バックラー
背負い袋、ベルトポーチ、保存食、水袋×3、チーズ、松明×5、覆い付きランタン、油(1pt.ビン入り)×2、火打ち石と打ち金、有毒発煙棒×3、
麻製のロープ (長さ50ft)、ひっかけ鉤、ピトン×8、金槌、シャベル、チョーク、砥石、盗賊道具(高品質)、
耐毒剤×4、錬金術師の火(ビン入り)×3、ポーション・オブ・キュア・ライト・ウーンズ×2、火薬樽(15lb.のスモークパウダー入り)


基本クラス:ファイター
ファイターボーナス特技×4

基本クラス:レンジャー
得意な敵:人型生物(ゴブリン類)
対ゴブリンにおいて<聞き耳>、<視認>、<真意看破>、<生存>、<はったり>の技能判定、および武器ダメージ・ロールに+2(特技で強化されダメージ+5)

野生動物との共感:動物の態度を魅力判定で向上させることが出来る

 

TRPGやらゲームブックネタ満載のファンタジー小説、「ゴブリンスレイヤー」より主人公をキャラメイク再現してみた。
Web版ではH.F.Oネタも振られていたが、さすがにファイター1本だとキビしいというか、寂し過ぎるのでレンジャー1混ぜで対ゴブリン特化を再現。
まあ作中描写を見るに3版系で再現するのが適切かどうか?という問題も有るのだが、自分はファイティング・ファンタジーですらd20版しか知らないし…
(一応、ゴブリンパラディンがスマイト使ってきたり3版的な描写もあるのだが、それにしては術者系の呪文使用回数が少なすぎる)

でまあ出来あがったデータだが、同レベルのブレインと比べるとあまりに弱い…
3版系はレベルが上がってもアーマクラスが良くなったりはしないので金か呪文で防具を強化することになるんだが、ゴブリンスレイヤーさんは常に最低レベルの装備。仕方ないので特技《攻防一体》により命中を下げてその分ACを稼ぐようにしてみたのだが…
あと雑装備の類が重い、レベルに見合った金持ってんだろうから、さっさとミスリル・チェインメイルとバッグ・オヴ・ホールディングを買おう。

他に特筆すべき点と言えば武器スタイル特技《Weapon and Torch》(未訳サプリ「Dungeonscape」出典)がキラリと光る。
これは全力攻撃時に片手武器1回攻撃と松明による火1d6ダメージ+目くらましを与えるという作中再現が可能なイカす特技だ、前提条件も無いので低レベルから使えるぞい。

おっと、両手武器の方が強いは禁句だ、ちくしょう!(ガイギャックス)

 

追記:ゴブリンスレイヤー外伝2話において、新人として冒険者ギルドに登録された時の主人公の力量レベルが描写された。
これによると戦士ファイターが1、野伏レンジャーが1とあり、とりあえず予想したクラス構成と変わらず一安心(まあソードワールド的な技能振り分けなんだろうけど、ゴブスレTRPGではどうなることやら)。

それと、もう一つ気になる記述があったのでちょいと検証してみる。
"確か紫色の長虫パープル・ワームといえば、かなりの手強さだったはず。これはまずいと慌てて怪物辞典モンスターマニュアルを取り出し、頁をめくった。「えと、脅威度は十二か。で、竜の場合、孵化したてなら基本値で、緑鱗だと……四?」"

D&D3.5eモンスターマニュアルのパープル・ワームのデータは脅威度12で問題無いのだが、グリーン・ドラゴンのワームリング(雛竜)の方は3.0版及びSRDが脅威度2、D&D3.5版が脅威度3と作中描写と微妙に合致しない。
気になって5版の方とかも調べていたのだが、結局パスファインダーRPGでのグリーン・ドラゴン、ワームリングが脅威度4であった。

…Monster ManualじゃなくてBestiaryじゃん、というツッコミはさておき、ここらへんのモンスターの強さの感覚は完全にD&D3版系だねぇ。