Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

魔法強化系スキル

補助魔法などと判別しづらいスキル?による魔法の強化ですが、
元となった《呪文修正特技/Metamagic Feats》の効果と照らし合わせれば一目瞭然です。

エクステンドマジック /時間延長化〉

《呪文持続時間延長/Extend Spell》
 呪文の持続時間を2倍にする

 

〈マキシマイズマジック/魔法最強化〉
《呪文威力最大化/Maximaize Spell》
 呪文の変数となっている効果は最大化する。

例:10Lv術者のファイアボールのダメージは10D6、6面体ダイスを10個振りダメージを算出する(期待値35)のだが、これが最大値の60ダメに固定化される

 

〈ワイデンマジック/魔法効果範囲拡大〉
《呪文効果範囲拡大/Widen Spell》
 効果範囲を2倍に

 

ペネトレート・アップ/抵抗突破力上昇〉
《呪文突破力強化/Fortify Spell》 「秘術大全」出展
 呪文抵抗(スペル・レジスタンス)を抜く際の術者レベル判定にボーナス。

 

〈ブーステッドマジック/魔法位階上昇化〉
《呪文レベル上昇/Heighten Spell》
 呪文を高いレベルで発動することによりセーヴ難易度の上昇、
 低レベル魔法無効化能力を抜いたりする。

 

〈ディレイマジック/魔法遅延化〉
《呪文遅延/Delay Spell》 「秘術大全」出展
 呪文が効果をあらわすのが1~5ラウンド(6~30秒)遅延するようセットできる。

 

〈サイレントマジック/魔法無詠唱化〉
 名称的には《呪文音声省略/Silent Spell》だが、これは呪文の音声要素を無くす特技であり、オーバーロードのサイレントマジックと効果は異なる。作中の効果描写をD&D的に言えば「君は機会攻撃を誘発せずに呪文発動を行う事が出来る」といったところか。

 

〈ツインマジック/魔法二重化〉
《呪文二重化/Twin spell》 「秘術大全」出展

 

〈トリプレットマジック/魔法三重化〉
 D&D3.5eには無い

 
追記:ペネトレートマジック/抵抗難易度強化〉
《呪文レベル上昇/Heighten Spell》のセーヴ難易度(DC)上昇効果と同一?それともペネトレート・アップの表記揺れ?

 

追記:〈魔法属性変化〉 Web板ー魔法
《呪文エネルギー変更/Energy Substitution》「秘術大全」出展

特定のエネルギーにもとづく呪文を別種([酸],[電気],[火],[冷気]の4つの内一つ)に変更して発動できる

 

追記:〈魔法距離延長〉特典小説「プロローグ下」
《呪文距離延長/Enlarge Spell》
呪文の射程距離を2倍にすることができる。

 

魔法強化はWeb版によるとMPの消費が増大するようだが、D&D3版系においては呪文修正特技は適用すると通常より高い呪文スロットを使用するため、自分が発動できる最大レベルの呪文をホイホイと強化するのは難しい。
例えば3Lv呪文の《ファイアーボール》を最大化した《マキシマイズ・ファイアーボール》は6Lv呪文のスロットがなければ通常は発動できない。

必然的にこの呪文スロット上昇コストを軽減できるようなクラス特徴や特技を持たせたキャラは、強力な術者と言えるだろう。

*応用はダメージ呪文に限らない。例えば単体対象の接触バフ呪文を、クラス能力で射程を近距離に伸ばした上で《チェイン/連鎖化》して仲間全員に配るなど。