Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

ナザリックのやべーやつ

ナザリックのちょっと気になるモンスター種について、D&D3.5eだとこうなるよというお話。

恐怖公の眷属たち

D&D3.5eでのジャイアント・コックローチは地下世界の冒険を扱ったサプリメント「アンダーダーク」に収録されたモンスター。
種族ヒットダイス4、脅威度2(オバロ7Lvパーティと張り合う強さ)との事なのだが、コイツを指針通り2Lvパーティにぶつければ全滅は必須である。

まず昆虫で知性が無いため精神作用無効、このレベル帯での必殺技となりうるスリープ呪文が効かない。
外皮が硬くAC20もある。2Lvってファイターの命中でも+6ぐらいだぞ…
筋力も高く四つ足の為、ファイター得意技の「足払いからのタコ殴り」も成功率は低い。
さらに近づいたら悪臭で吐き気によりペナルティ、壁移動に飛行移動速度も高く逃げる事もままならない。

素の肉体能力値が高い上で搦め手が通用しないという厄介なモンスターである。


一方、Gの群れ(スウォーム)といえば、群がる事により自動ダメージ、クリティカルと物理攻撃に完全耐性、ただし範囲ダメージ呪文や強い風に弱いと言う特徴を持つ。
呪文が潤沢でない低レベルでは、非ダメを覚悟して松明を振り回すなどといった対処法を取らざるを得ない。


ちなみに某シナリオでは、地下探検での最初の遭遇で上記のG×2+中型G×4+Gの群れという大盤振る舞いであった。
たしか5Lvぐらいの時だったから、ウィザードが初撃で虎の子ファイアボールをぶっ放していれば優位に戦闘を進められるのだろうが、自分とこの卓では前衛が守りを固めた中央でウォーメイジがマジックミサイルを数の限り撃ち放つという、戦略もクソもない消耗戦となった。
また撃退後に何かお宝はないかとGの出てきた狭い横穴(描写がきちゃない)を這いずり廻ってみたものの、得られるのは少量の小銭とゴミクズという、非常にゲンナリとさせられた思い出がある…

 

第七階層領域守護者「紅蓮」

超巨大サイズの粘体で火の完全耐性+溶岩という聞いただけでヤバげな組み合わせである。

まあこのレベル帯のモンスターと戦おうという冒険者ならば、「組み付き及び移動困難に対する完全耐性」(フリーダム・オヴ・ムーヴメント)や火に対する耐性を呪文やマジックアイテムなどで揃えているのが当然の事ではあるのだが…

D&D3.5eの場合、この「紅蓮」にとある一つの呪文を加えるだけでその危険度が数倍に跳ね上がる。

 

「アンティマジック・フィールド」ウィザード6Lv、クレリック8Lv呪文について
この呪文の範囲(術者から半径10フィート)では呪文を遮断し、アイテム含む全ての魔法効果は機能を停止する。

つまり、バフを剥がされ超巨大サイズの力自慢に引きずられて溶岩にドボン、死体も残らない。
対処法も取りにくく"詰み"になりやすい、DMなら自重すべき組み合わせとして有名な物。
(また、それゆえ「アンティマジック・フィールド張ったレッド・ドラゴン」はDMのガチ殺意の表れとして、多くの犠牲者を生み語り継がれている)

あらゆる状況に対応出来るようにならなければ生き残れない、また呪文で対処法を揃えても今度は呪文が通用しない状況が出てくる、どこまでも軍拡のイタチゴッコを要求されるという、そんなD&Dらしさの表れた呪文の一つである。


*個人的に「アインズの倒し方」として一番簡単な方法が上記の組み合わせだと思っている。まあ現地勢で火の完全耐性を持ち反魔法フィールド張れるデカブツは今の所いそうにないが。