Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

クラス考察 その8

聖騎士/パラディン たっち・みー、レメディオス

秩序と善の体現者、決して消えることの無い最後の希望(PHBにそう書いてある)、ちょっとお固い正義マン、それがパラディンである。
このクラスになるには神の招命を受けて、というパターンが多いが別に神を信仰してなくてもなれる。大切なのは正義の心だ。

 以下、D&D3.5eのパラディンの特殊能力のおおまかな解説

1Lv
悪を討つ一撃:オバロの聖撃
ディテクト・イーヴル:対悪レーダー
2Lv
癒しの手:触って回復
信仰の恩寵:すべてのセーヴに魅力ボーナスが足される
3Lv
健全なる肉体:病気にならない
勇気のオーラ:恐怖に対する完全耐性、周りにもボーナス
4Lv
アンデッド退散:クレリックに比べると弱いので主に信仰特技の燃料にされる
信仰呪文発動能力:4Lv呪文までしか習得出来ないが、パラ専用の割と強力な呪文もある

5Lv
特別な乗騎:天からウマが降ってくる

こんな感じに特殊能力がいっぱいで一見強そうに見えるのだが、肝心の「悪を討つ一撃」にちょいと問題が…

パラディンの必殺技「悪を討つ一撃/Smite Evil」について、これは「悪のクリーチャーに対し、次の近接攻撃1回の命中に魅力ボーナス、ダメージにパラディンLvを足す」という効果なのだが、5Lvまで1日1回とえらく回数が少ない。つまり1Lvパラディンならダメージ+1の攻撃1回でその日の見せ場が終了である。

これでは特技で安定した命中とダメージを出すファイター、激怒で筋力を上昇させるバーバリアンに比べ前衛としての与ダメージは一歩譲ることになる。

この微妙さを何とかする為に、騎乗ランス突撃スマイトやヴァリアントの悪を討つ突撃+《ライノズ・ラッシュ》呪文など、倍々ダメージ系と絡ませて一撃必殺の域まで高めるという手法が良く使われていた。

*なお後継のパスファインダーRPGでは「悪を討つ一撃」のダメージが増えた上で効果:相手が死ぬまで!…えらい強化だなオイ

 

転職制限

「秩序にして善」以外の属性となったり、行動規範にひどく違反した者はパラディンのクラスの特徴をすべて失い、以後パラディンLvを得ることはできなくなる、また他ののクラスを1レベルでも上昇させた場合もパラディンLvを上昇させることが出来なくなる。(一部の上級クラスは制限外)
このような制限の為マルチクラスのご利用は計画的に行う必要があるが、パラディンの能力はそのクラスLvに応じて伸びていく物が多いので、ヘタに複雑なクラス構成を狙うよりは基本1本伸ばしが無難か。

 

弓レンジャー+パラディンというレアな組み合わせについて

上記の通り、パラディンの転職制限、「悪を討つ一撃」が近接単発で遠隔手数の弓との相性の問題、敏捷力をあげる余裕が無いなど様々な理由で弓レンジャー+パラディンは茨の道である。
(一応騎乗と弓の組み合わせ自体は強い、移動と全力攻撃を同時に行える)

とはいえ、レンジャー+パラディンを補佐する特技《献身の追跡者》や《遠隔悪を討つ一撃》なども存在する。
これらを使って自分はユニコーン騎乗エルフ弓パラディンとかいうロマン溢れるキャラメイクをしてみた事もあるが、微妙すぎて実戦投入までは至らなかった。

 

パラディン脳筋なの?

前衛として必要な筋力と耐久力、特殊能力に必要な魅力、呪文発動に必要な判断力と、パラディンは多岐にわたって能力値が高くないとその真価を発揮することが出来ないクラスである。
よってキャラメイクに良く使われるポイントバイによる能力値決定法では、真っ先に知力が切られるハメになる。

このようなD&D3版系パラディンに影響を受け、パラディン=アホの子となってしまったラノベは、オバロ以外にも少々見られる。

 

「正義の反対はまた別の正義」

2chオバロスレなどでも見られるように属性論争でよく出てくる混ぜっ返しではあるが、少なくともD&Dスレではこんなことを書き込む奴はいない。
善悪を相対的な観念であるとみなすのは、たくさんの人間が現実世界を観察している手法ではあるが、D&Dにおいては選択ルールの一つでしかなく、また使っている人を見たことも無い。
*「不浄なる暗黒の書」6p 相対的手法を参照

まあなんというか、長年にわたって属性論争で荒れてきただけあって豪快なぶった切りである。

 

ネイアのブラックガードコラ画像をふたばで見かけた

12巻聖王国のみなさんの苦悩を見てわかるように、パラディンの道(ロールプレイ)は苦難の道。
とはいえそこまで悪墜ちしなくても、ネイアちゃんはグレイ・ガードにでもなればいいと思うよ。