Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

呪文 その27

アインズがアウラに対し"精神的な結びつきを魔法で作っておこう" 書籍3巻318p
《テレパシック・ボンド/テレパシー結合》 ウィザード5Lv

この呪文で一旦精神的リンクを繋いでしまえば、どれだけ距離があろうと意思疎通が出来る(別次元にいるとかで無ければ)


"〈透明化〉という魔法があるのは知っているが、それがどんな魔法で、どうしたら効果が切れるかなどは知らないからだ" 書籍12巻-78p

ウィザード2Lv呪文《インヴィジビリティ》では、対象が何らかのクリーチャーを「攻撃」した瞬間に不可視状態が解ける。また間接的に害をなす行動は攻撃とはみなされず、モンスターを召喚して攻撃させたり、縄を切って敵を落とすなどでは不可視状態は解けない。
さらには上位呪文の《グレーター・インヴィジビリティ》4Lvでは、攻撃的な行動をとっても不可視状態は解けない。

追記:13巻の描写では〈完全不可知化〉の魔法であっても、攻撃する度に透明化は解けるようだ。


"一応、聖騎士の使う魔法の中にも飛行の魔法は存在するんだが、あれらはかなりの高位魔法だ" 書籍12巻-273p

D&D3.5eのパラディン呪文には、自身に飛行能力を与えるような呪文は無いが、4Lv呪文《ウィングド・マウント》では自身の「特別な乗騎」1体に飛行能力を与える事ができる。

なお注意して欲しいのはパラディンは専門術者クラスとは違い呪文習得は遅く、最大の呪文Lvが4ということである。
この《ウィングド・マウント》を習得するのに最低14Lv、他クラスの7Lv呪文以上に相当すると思って良い。


"私が知っているのは、ありとあらゆる系統の魔法に置き換えられるということだな。分かり易く言えば、それを使うことによって死者すらも蘇らせることができる" 書籍12巻-354p

幻術系統の最高位呪文《シェイズ/高位影の召喚術》ウィザード9Lvでは影界のエネルギーから半ば実在する幻影を作り出す。実際の効果としてはウィザード8Lv以下の召喚術(創造or招来)をどれでも再現することができる。
だが蘇生呪文はクレリックの召喚術(治癒)であり、シェイズで再現は出来ない。

数日に一度という描写からもこれはユグドラシルでの幻術系超位魔法か幻術特化クラススキルのことを指しているのだろう。

なお「あらゆる系統の魔法に置き換えられる」という点はD&Dでの《ウィッシュ》呪文の効果と同一だが、ウィッシュの基本概念は「世界を騙す」では無く「現実改変」となっている。