もう15年以上も前の事。
いつものように2chだったか、ふたばだったかでオタ談義に花を咲かせていたのだが、その中の一人がこんな事を言い出した。
「モノクロで撮られたトップをねらえの最終話は有名だが、それには幻のカラー版が存在した」
彼が言うには、予算の問題によりモノクロで撮影した「トップをねらえ!第6話」を、ビデオが売れてガイナックスの懐事情が良くなってから再び、全編カラーで作り直したというのだ。
さらには関係者を集め少人数での試写会を行った後、試写会を伝説のものとするため皆の前でフィルムを焼却処分したという…
いくらなんでも盛りすぎである
当然そのスレでは、そんな事あるわけない!聞いたことも無いという意見に飲まれたのだが、件の発言者は頑としてその主張を退けなかった。
さらに彼が言うには、ソースは明かせないが確かな情報だという。
その後、このような都市伝説を耳にすることもなくすっかり忘れていたのだが、ふとした拍子に思い出したので書き留めておこうと。
あれはいったいなんだったのか?彼自身が視聴したわけでは無いのに、何故あんなに自信を持って主張していたのか?
今になって思いついたのは、ガイナックス上層部のだれかに直に吹き込まれたのではないか、という疑念である。
最近のはそうでもないが、昔のSFオタというのはとにかく「面白ければ全て良し」と考える人が多かった気がする。
あれはトップをねらえの製作陣スタッフ又はそれに近い人に聞いた与太話を真に受けてしまった犠牲者だったのでは…
ともかく、この件に関して似たような話を聞いたことがある、あるいは真相を知っているという人がもしいたら、コメントください。