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Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

クラス考察 その7

"ちなみにツアーとかは種族レベルに加えて特殊な(非常に優秀な)ドラゴン専用クラスを多数習得しております。"  11巻作者雑感

D&D3.5eサプリ「ドラコノミコン」によると竜がキャラクター・クラスをとることは滅多にないが、それでも少なからぬ数のドラゴンが成熟した年齢段階に至った時点で上級クラスを得たりするとある。
この本にはドラゴン専用上級クラスが幾つか記載されているが、いずれも強力(最終的に神格になっちゃったりする)であり、当然というかPCに取らせないようにする為にどのクラスも前提条件がぶっ飛んでいる。

 *ホビージャパンのサイト『竜の書:ドラコノミコン』 プレビューはD&Dのドラゴンを知る為の概覧としてとても参考になる、基本的な知識として一度目を通しておいて損は無い。また3版とは少々設定が変更された部分もあるが、4版ドラコノミコンのサイトはココココ、いずれも有益な情報となるだろう。

 

〈ルーンスミス〉 ゴンド・ファイアビアド

D&D3.5eでのルーンの扱いは、ドワーフ及びフロスト・ジャイアントの書き文字としてや、地面に刻んで地雷的な発動をする呪文に使用したりとおおむねファンタジーRPGにありがちな物となっている。(武器に刻んで強化するルールは無いが、刻まれた魔法のアイテムは多い)
それはともかく、「石の種族」記載のドワーフ専用上級クラス、ルーンスミスの能力だが小さな石版に秘術呪文をルーン文字で刻み、これから呪文発動する事によって鎧による秘術呪文失敗確率の影響を受けなくする。
また3Lvの能力、ルーン共有ではルーン石版を誰でも使用できるように作れるようになり、凄く便利。
以上のように重装魔法使いクラス(魔法戦士では無い)であり、オバロのゴンドとはおそらく関係無い。


〈エキスパート〉 パンドラズ・アクター

D&D3.5eのクラス、エキスパートはNPC用の基本クラスであり、職人とかが大体そんな感じである。
特殊能力は無いが特徴としては技能関係が優れており、どれでも任意の10種類を選んでクラス技能とする事が出来る(ここでイアイジュツとか言い出したら立派なマンチ)

他のNPC用基本クラスは

アデプト:未開の部族の呪術師や、ウィザードの様な専門家では無いまじない師
アリストクラート:貴族とか
モナー:一般人
ウォリアー:ボーナス特技の無いファイター、軍人とか
となっており、これらで英雄候補生たるPCとNPCを分けている。…のだが、あらゆるキャラクターが同一のルールの元に組まれている3版系において上級クラス持ちNPCなんかは珍しくなく、1Lv冒険者は一般人に毛が生えたようなものであり、プレイヤーだからといって特別感はあまり無い。(全体的にローパワーなエベロン世界や、4版ではまた違ってくるが)なお当然パンドラズ・アクターとは関係無い。

*D&D3版にはパンドラズ・アクターの種族:グレータードッペルゲンガーも居るし、他のクラスの特徴を真似て使用することが出来るようなクラス(カメレオンやファクトタム)もあるが、あまりオバロ考察に使えそうな感じのデータでは無い。

 

〈トゥルー・ネクロマンサー〉アインズWeb版

未訳のアンデッド専門本「Libris Mortis」記載の上級クラス、属性が善以外の「死の領域」持ちクレリック+ウィザード/ソーサラーから成れる。
クラス能力はアンデッド威伏/支配能力が順当に伸びていく、死霊術の術者Lv上昇、上位アンデッド創造、Lvドレイン、周囲にディセクレイトの効果(味方アンデッドが負のエネルギーで活性化)、擬似呪文能力として《ウェイル・オヴ・ザ・バンシー》の発動。

このようにアインズの能力と似た部分も多いが、このクラスは信仰呪文+秘術呪文の両方が伸びていくクラスであり、その点はウィザード/ソーサラー系秘術一本伸ばしのアインズとは異なる。


オーバーロード アインズ

「D&D Class overlord」などで検索すると、D&D wikiなどのそれらしいクラスデータが出て来て、すわアインズの元ネタか?と思うかもしれないが、これらは全て個人の自作クラスである上、能力的にもまったくもってアインズ及びオバロと関係無い。


しかしまあググると出てくるわ、出てくるわ、

ぼくのかんがえた最強のクラス、ぼくのかんがえた最強のモンスター、ぼくのかんがえた○○D20(○○の中にはきみのすきなアニメやゲームの名前を入れよう!)

日本では全くと言っていいほど自作クラスなんかは見られないしハウスルール運用も少ないが、海外のネット上ではこのような自作データが溢れかえっているし、同人のみならずサードパーティ製サプリとして色んな意味でアレな本が雨後の筍のように出版されたりしていたのだ。
(例:アフガニスタンD20 トライガンD20 ヘルシングD20 スレイヤーズD20)


これらをただ単にバブルといえるほどD20システムが流行った、と見るべきか、
あらゆるジャンルを包括できる(と勘違いさせる)ほどD20システムが優れていたと言うべきか、
公式ルールを遵守する日本、自由なプレイスタイルを楽しむ海外勢との文化的差異と見るべきか、
はたまた厨二病の本場メリケンは一味違うぜ!と見るべきなのか…
理解に苦しむ所である。