Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

「山小人の工匠」描写から見るルール その3

"…ダークエルフというのは話を聞く限り、地下に生きる種族ではなかろう?" 書籍11巻-135p

どうやらオバロではダークエルフは地下に住む種族では無いし、あまり他種族から危険視されているような邪悪な存在ではないようだ。
ここらへんはワールドセッティングによる違いという奴か。D&D3.5eでもエベロン世界のダークエルフ暗黒大陸ゼンドリックのジャングルに住む未開の部族みたいな感じだったし。

 

"大地潜りなどの特殊技能を持つ相手では" 書籍11巻-129p
"土の中を泳ぐように移動するモンスターもおる。" 書籍11巻-136p

特殊能力《地潜り/earth glide》を持っていれば石や泥など金属を除くほぼどんな種類の地面の中でも、あたかも魚が水中を泳ぐかのように通り抜けることができる。またこうして進んだ跡にはトンネルや穴が残ることはない。(アンバー・ハルクなどが持つ穴掘り移動とは異なる)
この能力を持つ代表的なモンスターといえばアースエレメンタルやゾーンが有名だが、PCとして得るには一部のクラス特徴や呪文《ゾーン・ムーヴメント》ウィザード5Lv、《アースグライド》ウィザード、ドルイド8Lv、あとは上位変身呪文の《シェイプチェンジ》9Lvなどを駆使すれば可能となる。

 
"足音を探知し、大地から襲い掛かってくるモンスター" 書籍11巻-331p

先に書いた《地潜り》や穴掘り移動を持つモンスターの多くは、特殊能力《振動感知/tremorsense》も持っており地面に接触していて行動している60フィート以内のクリーチャーの位置を自動的に感知する。


"精神に衝撃を与え、朦朧としている間に致命的な一撃を与えてくる者などもいる。" 書籍11巻-331p

マインド・フレイヤー、 キターーー!
ファイナルファンタジーでもおなじみ、改めて説明しなくてもご存知だとは思うが、こいつもD&Dでは地下都市に居を構えている事が多い凶悪モンスターである。
定番戦法はサイオニック攻撃「マインドブラスト」を放って朦朧化したところで頭に触手を巻きつけ抽出、「のうみそをすいとられた!」で即死というエゲつない物。
運良く殺されなくても、チャームされて地下都市に連れて行かれ奴隷or苗床コースとなる、まー出来る事なら出会いたくない奴ら。

なお余談だが地下世界を扱ったサプリメント『アンダーダーク』にはマインドフレイヤ専用上級クラスの「イリシッド・ボディ・テイマー」がある。
サイオニック能力を封印することにより肉体強化を図る肉弾派クラスであり、《触手大旋風》とか(名前だけは)面白い能力を得るネタクラスだが、どう考えても普通にサイオニック能力を伸ばした方が強い気がw