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Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

クラス考察 その6

〈テンプラー〉ラキュース、ロバーデイク
直訳すると聖堂騎士
D&D3.0eでの《テンプラー》は、パラディンで無くともなれるパラディンぽい強い上級クラスである。
説明しだすと長いのでココを見てほしいが、前衛戦闘職としてやたら強力でファイターディスりネタに対比として使われることが多かった、というかこの記事の影響でテンプラ=強クラスという認識を強めたD&Dプレイヤーも当時は多かったと思う。

その後時は流れ、D&Dも3.5eとなりテンプラーはサプリ「信仰大全」に《パイアス・テンプラー》(敬虔なる聖堂騎士)として再録された。(主な変更点として習得呪文がパラディン呪文リストからとなった)
この頃になると特技の種類も増えソレを使ったコンボも研究され、ファイターも弱クラスと言えなくなってきておりファイター対テンプラーの対立ネタなども忘れかけてきていたのだが…
後発サプリ「プレイヤーズ・ハンドブックⅡ」に記載された特技《武器体得》によって問題が再燃。

この特技は選んだ種別(近接/斬撃など)の武器の命中とダメージが増えるという単純にして強力な特技なのだが、この特技を取得する前提特技として《武器開眼》がある。
《武器開眼》は取得前提がファイター4Lvという戦士のアイデンティティとも言うべき特技、これだけ見るとファイター大幅強化の予感!なのだが、実はテンプラーもクラスのボーナス特技として《武器開眼》(信仰対象の神格の好む武器のみ)を貰えるので、《武器体得》が欲しいからといってファイター伸ばさなくてもテンプラーになればいいじゃん。となり再びテンプラーは強上級クラスとして名を馳せ、ここに「テンプラー>>>越えられない壁>>>ファイター」の図式が決定した。

オバロと関係ない話を長々と続けてしまったが、改めて考察するとオーバーロードでは元の信仰系呪文発動能力が伸びる上級前衛クラスとなっているようだ。

(ラキュースの場合クレリック呪文、そうでないとレベル的にレイズ・デッドに手が届かない)

 

〈シェイプシフター〉デミウルゴス
直訳すると変身能力者、変化妖怪ぐらいの意味。(D&Dでの変身生物の副種別はShapechanger)

いちおうインスパイア元として考えられるのは「戦士大全」記載の上級クラス《ウォーシェイパー》かな?
このクラスは変身能力を持っていると成れる前衛向けクラスであり、そのクラス能力は変身時に肉体能力値が増強、腕(間合い)が伸びたり、肉体武器(爪や牙)が強くなったり、内臓を移動させて急所攻撃&クリティカル・ヒットに耐性を得たりする。
デミウルゴスの〈悪魔の諸相:豪魔の巨腕、鋭利な断爪、おぞましき肉体強化〉あたりが再現できる。

 *クラス前提の変身能力は何でも良い。呪文でも種族能力(ドッペルゲンガー)でもドルイドの化身でもOK、呪文発動が一切伸びないのでドルイドからは考え物だが、それでも他からは得がたい能力ばかりであり前衛として良クラス。

 

〈ナイト/騎士〉ガガーラン、ぶくぶく茶釜ほか
D&D3.5eでのナイトはサプリメント「プレイヤーズ・ハンドブックⅡ」に記載された基本クラス、防衛的なクラスということもあり強くはないが特徴的かつアツい能力を得ることが出来るクラスである。
属性は当然秩序でしかなれず、またある意味パラディンよりも厳しい「ナイトの規範」を守りながら戦わねばならない(挟み撃ちでボーナスが得られない、無防備の敵を攻撃しちゃダメ先制攻撃もダメ)

能力《ナイトの挑戦/Knight's Challenge》により敵単体に挑戦したり敵集団に呼びかけたりできる(ぶくぶく茶釜のナイト・チャレンジの元ネタか)
ヘイト集めというD&D3.5eでは珍しいタイプの能力であり有効に使いたいところだが、ナイトと同程度以上に強く言語と知力を持つクリーチャーにしか効かない為、状況によってはただ大声を上げただけとなる。
まあ例え効かなくてもセーヴに成功しようとも、喚くナイトを無視せず攻撃してあげるのがDMの礼儀ってものだろう。

20Lvで最終的に得る《ナイトの挑戦:死すら越える忠義》では挑戦回数が残っている限りどれだけヒットポイントが減ってマイナスになろうが死なない、という気合で不死身になっちゃう意味不明なすごい能力と化す、燃えるぜ!
*ただしHpゼロ以下で分解光線を食らうと問答無用で塵になるので注意


他には騎乗戦闘関係のボーナス特技を貰えるが、パラディンのように馬が降って来ることはないのでお金を出して馬を買おう。
ヘヴィ・ウォーホースを大枚叩いて買ったはいいが直ぐに死んじゃって涙目、までが定番コースだが気にしない。馬の無い騎士なんて!


3Lvで得る《防御の砦》攻撃範囲内を移動困難にするという能力が壁前衛としてかなり優秀だが、その能力をさらに生かすために「先祖に異形とドッペルゲンガーを持つ、やたらと腕の長い(3m以上)騎士がクサリガマを振り回す」というようなプレイヤーキャラも見られることがあった。
ナイトというロール、アイデンティティに疑念が沸くような異常な光景ではあるが、強さを追求し続けなければ生き残ることすら間々ならないD&Dにおいては、しかたのないことである。