Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

呪文 その22

タレントとかスキルでそれっぽいのも


〈あらゆる幻覚を見破る目〉 Web版のジエットの持つタレント
幻覚を見破ると言えば《トゥルー・シーイング/真実の目》6Lv呪文の効果だが、この呪文は幻術看破のみならず透明化やダークネスなど多くの魔法による視界妨害効果を無視できる。
もしジエットがこの呪文のままの能力を持つとしたら「うわっ…私のタレント、強すぎ…?」である。

 

〈相手が何位階の魔法まで使えるのかを見抜く〉フールーダ、アルシェが持つタレント
《アーケイン・サイト/秘術視覚》ウィザード3Lv グレーター版7Lv の効果と同一?
視界内の魔法のオーラの位置と強度、魔法の系統を見て判るようになり、さらにクリーチャー相手なら精神集中により呪文発動能力(現在発動出来る最も高い位階)も知ることができる。
熟達したプレイヤーならオーラの強度と系統で大体どんな呪文がかかっているかメタ読み出来るので、この呪文を重要視してパーマネンシイ呪文で永続化するウィザードも多いと聞く。

 追記:アルシェのゲロについて
D&D3.5eでは一部の呪文(ディテクト・イーヴル、ディテクト・アンデッドなど)で圧倒的オーラを見ることにより朦朧化することはあるが、アーケイン・サイトでは恐怖判定や「吐き気がする状態」(攻撃も呪文発動も不可、移動のみ)にはならない。

あとD&D3.5eにはゲロ発射呪文(アシッド・スプラッシュ、呪文大辞典収録イラストがひどい)なんかもあるが、残念ながら単なる酸ダメージの噴射であり出崎演出的な効果(プリズマティック・スプレー/虹色のスプレー)は無い。

まああのシーンを再現してD&D3.5eでゲロとか失禁したいなら、恐怖判定ファンブル表作ってハウスルール運用しよう!

 

〈地獄の炎〉デミウルゴスのスキル
D&D3.5eにおいてヘルファイアー系呪文や《地獄の業火》と名のつく能力は、火エネルギーでは無いため[火]抵抗ではダメージを軽減できない、となっている。
なんじゃそりゃって感じの判り易い悪役強化ルールである。

 

〈ジュデッカの凍結〉 ドラマCDでデミウルゴスが使用
対象の時間を停止する、というと《テンポラル・ステイシス/かりそめの停滞》ウィザード8Lv呪文の効果っぽい。
ザイトルクワエは時間停止に耐性を持っていたようだが、D&D3.5eではそのようなモンスターはほぼ存在せず、そんな耐性はエピック呪文でしか得られない。
あとはエルミンスターがテンポラル・ステイシスとかタイム・ストップの耐性を持ってるが、あいつは"魔法神に選ばれし者"だからなぁ、デザイナー公認のえこひいきキャラ。

*海外版のFRCS及びELHではエラッタによりタイムストップの耐性は無くなっている

追記:テンポラル・ステイシスは8Lv呪文の為、《グレーター・スペル・イミュニティ》クレリック8Lv呪文で指定すれば一時的な耐性を得ることができる。

 

地震攻撃〉 書籍7巻でマーレが使用
《アースクウェイク/地震クレリックドルイド8Lv 
スタッフの能力のようにも見えるが…とりあえず呪文効果としては半径80フィートの範囲に局地的な大地震を起こす。
オバロ描写のように地割れに飲み込まれて即死もありえるが地形によったり不確定な要素も多く、なにより飛行していたら意味無いのでこのレベル帯の呪文としては弱い。
建造物の破壊にも使えるが、城壁のような頑丈な石造りを1発で倒壊させるにはダメージが少々足りない。
《ムーヴ・アース》と同じく、「天変地異を起こす奇跡」としての魔法の再現であり、ダメージ効率についてどうとか言うのは野暮というものだろう。

 追加:〈クラック・イン・ザ・グランド/地割れ〉信仰系9位階
特典小説「亡国の吸血姫」にてスタッフ・オヴ・アインズ・ウール・ゴウンが発動。
地割れ、一撃死効果、継続ダメージに行動阻害とD&Dのアースクウェイクを平地で使用した時とおおむね似たような感じであるが、作中ではキュアイーリムをきっちりと足止めし、すごく有効な魔法に見える。
まあ、あれだけ高レベルなのにFoMも飛行能力も持ってないのが悪いだけか。

 

〈ブレス・オブ・ティターニア/妖精女王の祝福〉第9位階
〈リード・オブ・ヤタガラス/三足烏の先導〉第9位階
《ファインド・ザ・パス/経路発見》クレリックドルイド、バード6Lv が近いかな?
目的地に通じる最短経路を探知でき、罠と回避方法も感知できるが守護者、モンスターを回避してはくれない。