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Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

丸山くがね氏は和マンチなのか

"丸山もウルプリーストを入れてミスティックシーアージやりましたよ。シャーンでやりたかったです。あんなモンスターがいるんだから、レルムは地獄だぜー。"
丸山くがねの活動報告:「ソードワールド」のコメント返しより

 

D&D3.5e経験者なら、この発言だけでどれだけ「エロい」か判るものだが、そこらへんを解説してみる。

まず、上級クラス《ウルプリースト》はサプリメント「信仰大全」記載のクラスで、神のパワーを盗み取って呪文を使用するという信仰術者クラス。
ググってみればわかるが、イラストは悪そうなハゲおやじであり属性:悪しかなれない、あまり一般プレイヤー向けではないクラスである。
設定上は元クレリックが多いらしいが、元の信仰呪文発動能力を失ってしまうという微妙さも相まって使用者は少ない気がする。

 

上級クラス《ミスティックシーアージ》は「ダンジョンマスターズガイド」記載のクラスで秘術と信仰、両方の呪文発動能力が伸びるクラス。Wizのビショップみたいなやつである。
このクラスになるための前提条件として秘術と信仰、それぞれ2Lv呪文の発動能力が必要である。

通常はウィザード3Lv+クレリック3Lvからミスティックシーアージになるところを、くがね氏は秘術系基本クラス+ウルプリーストで前提条件を満たしてミスティックシーアージになったのだろう。
この方法だと低レベル帯での中途半端さが無くなった上で、中レベル帯で呪文能力がモリモリあがって楽しいことになる。
なかなか巧みでマンチなキャラメイクといえる、DMが悪プレイを許してくれるような環境なら活躍できるだろう。


シャーンはサプリメント「フェイルーンのモンスター」に記載されたモンスターである。ビジュアルを説明するのは難しいが…頭3つに腕9本の黒いナメクジであり「魔法の混沌を具現化」したものであるらしい。
その恐るべき能力は種族ヒットダイス4、脅威度8のくせにソーサラー7Lv、クレリック5Lvとしての呪文発動能力を持ち、さらには1ラウンドに2回呪文発動できるというフザけたものであり、"再生"とか"呪文抵抗"とか"ダメージ減少"とか"精神作用無効"とか"多刀流"とか"どこでも窓"みたいなその他の能力が些細なものに見えてくる。

いわゆる「チート種族」、「ぼくのかんがえた さいきょうのモンスター」の類であり、プレイヤーキャラとしては考えられない…と、言いたい所だがこんなイカれ種族までレベル調整値が書いてあり、9Lvからプレイ出来るようになっている。

てかデザイナー自重しろ、本当にレルムは地獄だぜー!

 

追記:「エロい」とは、えげつない・ろくでもない・いやらしいの略であり、ルール的に強力な構成のキャラクターやモンスターに対する一種の褒め言葉みたいなもんである。

「フェイルーンのモンスター」裏表紙のキャッチコピーは「強い英雄には、邪悪な敵がお似合いだ」となっており殺る気マンマン。この本はデッドリーかつ脅威度詐欺なモンスターが多く、DMがにこやかな顔でこの本をめくっていたら要注意。

 

さらに追記:シャーン+ミスティックシーアージのヤバさについて補足、この組み合わせでミスティックシーアージのレベルを上げると、1Lv上がるごとに呪文発動能力が2Lv分(クラス能力)+1Lv分(種族能力)上がる事になる。まあそんなトンチキなPCを許可するDMもいないだろうが…