Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

「二人の指導者」描写から見るルール その2

"馬鹿な。私は拘束に代表される、移動困難に対する完全耐性をアイテムで得ている。"―330p

代表的な物は《移動の自由の指輪/リング・オヴ・フリーダム・オヴ・ムーヴメント》 今の今までずっと「リング・オヴ・フリーダム・ムーヴメント」だと思ってた…オヴが多いよ!

しかし、自由移動能力を装備で得ているとなると疑問が1つ、「呪文 その14」で説明した〈フリーダム/自由〉呪文の存在だ。

可能性として考えられるのは2つ。

1,対シャルティア戦時は通常と装備が異なり、そのため呪文で自由移動能力を得た。
2,〈フリーダム〉呪文が3.5eと異なる効果の、持続時間のある上位呪文の可能性

タイムストップの版による効果の違いなどと併せて要検証。

 追記:ここらでD&D3.5eでの束縛系に対する耐性について纏めとく。

1.《フリーダム・オヴ・ムーヴメント》呪文4Lv 対象は自由移動能力を得る。移動困難、組み付き麻痺などに耐性
2.《フリーダム》9Lv呪文 対象はあらゆる束縛から即座に解放される
3.《エターナル・フリーダム》エピック呪文 上記の効果、つまり殆どの束縛系呪文の完全耐性が永続する。10人の術者による儀式が必要。
4.「シャドウデイルの賢者エルミンスター」 いくつかの呪文及び同等の効果に対し完全耐性を持ち、その中にテンポラル・ステイシス(時間停滞)とタイム・ストップがある。*タイムストップの方は3版的にはデータミスの為、英語版ではエラッタにより消された。


"フェンリルの保有する特殊能力の1つ、土地渡りによる効果だ"―368p

「呪文 その18」にて説明した、ドルイド2Lvのクラス能力《森渡り/Woodland stride》の効果と同一。

 


"「トロールの群れか、巨人というには看板にいささか偽りありだが、完全に嘘というわけでもないな」"―380p

"東の巨人"という名からアインズは始め、モンスターマニュアルのジャイアントの項目に纏められている巨人たち(雲巨人、嵐巨人、石巨人、丘巨人、火巨人、冷気巨人)を想像したのだろうが、出てきたのはトロル。
しかしトロルもクリーチャー種別的には巨人に分類されるため、このような物言いをしたのだろう。

 


"西の魔蛇"が不可視化―383p

モンスターマニュアルによるとダーク・ナーガの典型的な修得呪文として《インヴィジビリティ》もちゃんと書かれている。