Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

「二人の指導者」描写から見るルール その1

書籍8巻からいろいろと

バーゲストに使用した粘着剤(錬金アイテム)―65p

《足留め袋/Tanglefoot Bag》50gp
ネバネバの入った皮袋。命中すると絡み付かれた状態になり、セーヴ失敗で床に粘着される。
サイズが超大型以上には効かないが、飛行モンスターも上手くいけば落とせるので低レベル時にはお世話になった。

 


"トロールは鼻が利くんだ。いまはこっちが風下だから大丈夫だとは思うんだけど"―193p

D&D3.5eのトロルは能力《鋭敏嗅覚/Sent》を持っており、嗅覚により30フィート内(相手が風下なら半分の距離)を感知する。
もちろん火と酸の攻撃以外に対する強力な再生能力を持つ。

 

 追記:ここらのD&Dでのトロル設定はポール・アンダースンの小説「魔界の紋章」の描写が元ネタになっているようだ。

*ハヤカワ文庫SF(FTはまだ無かった頃)豊田有恒訳1978年でのトロルの訳は大男…まあ日本でRPGが普及するのは80年代からだしねぇ

ポール・アンダースンのファンタジー作品は他に「折れた魔剣」とか「大魔王作戦」を読んだことがあるが、あまりにも普通のRPG感覚ですんなり読めるので50年代の作品と聞いて後からビックリした。それだけD&Dおよび後年のRPGへの影響が大きかったという事なのだろう。

近年はやりの「異世界転移して現代知識でチート」な作品群に対しては色々と批判が噴出しているが、この「魔界の紋章」のD&Dへの影響やガイギャックスがハロルド・シェイシリーズを愛読していたとかいう話を聞くに、ファンタジーRPGの源流に立ち返ったと言えなくも無い気がする…なろう作者がそれら原典に触発されたという可能性は限りなく低いが。

 

"最低限の知性ポイントみたいな物があって、そのラインを超えないと言語理解が働かないらしいですよ。"―279p

能力値の《知力/Intelligence》の事と思われる。PHBの説明によると、会話を理解するには少なくとも《知力》が3必要とされる。

動物は知力を1か2しか持たないが、アウェイクン/覚醒の呪文で知力が上がり自我を持った動物は種別が"魔獣"となり会話できるようになる。

追記:言語を理解するだけの知性は有るが、会話能力を持たない魔獣も多い。
263pのアウラとバイコーンの遣り取りがいい例だ。

 


"マーレは軽やかな動きで進む。歩いた雪の上には足跡は残らない。"―294p

ドルイド3Lvのクラス能力《跡なき足取り/Trackless step》の効果、自然環境に痕跡を残すことなく移動できる。