Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

隣り合わせの灰と幻想

今回の記事はオーバーロードと関係ありません。

 

遅ればせながら「灰と幻想のグリムガル」アニメ8話を観た。
このアニメシリーズは、原作でやや低年齢層向けに描かれていた部分をクオリティの高さとオリジナルシーンで大幅に補完しており、素晴らしい作品に仕上がっている。
8話スタッフロール後のハルヒロとメリイのやりとりも原作になかったシーンだが、とにかく良い。いいんだが…自分の中のゲーマーな部分が思わずツッコミを入れてしまう。


「服も魔法で直ってくれたら便利なのに」

服の穴ぐらいなら初級呪文のメンディングで十分じゃね?クレならメイク・ホウルで。


「つらい気持ちも、魔法じゃ治せないんだよなって…その、思ってさ」

カーム・エモーションズかマインド・ブランク、他にも機械の心とか記憶改竄とか、いろいろ有ったような…


ファンタジーRPGと見るやなんでもD&D基準で考えるのは、それはそれでダメだなあというお話。

 

*話は脱線するがD&D3.5eでは占術対策及び"効いたら詰み"な心術対策の為、高レベルになるとマインド・ブランク呪文をかけっ放しという人も多い。
超高額のマジックアイテムを多数身につけながらも、隠れ家の擬似次元界に引きこもり食事は英雄定食のみ。
空白の心で戦闘という唯一の出番を待つエピックファイターのそれは、戦闘機械の悲哀そのものだ。
昔の版じゃ城を建てて領地経営とか目指したらしいが、どうしてこうなった…