Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

呪文 その12

〈ライト・ヒーリング/軽傷治癒〉第1位階
《キュア・ライト・ウーンズ/軽傷治癒》クレリック 1lv


〈ミドル・キュアウーンズ/中傷治癒〉第2位階
《キュア・モデレット・ウーンズ/中傷治癒》クレリック 2lv


〈マス・スライト・キュアウーンズ/集団軽傷治癒〉 ?位階
《マス・キュア・ライト・ウーンズ/集団軽傷治癒》クレリック5lv
すごく効率の悪い範囲回復呪文だが、特技やクラス能力でブーストして
敵アンデッドの群れに攻撃呪文として、などという使い方もできないわけじゃない。


〈ヒール/大治癒〉第6位階
《ヒール/大治癒》 クレリック6lv ほか
昔からの伝統だがヒールとそれ以外の呪文の回復量には天と地ほどの差があり、高レベルになると他の治癒呪文では追っ付かない
わかりやすい所でいえば、ウィザードリィでのマディ(僧侶6Lv)とそれ以外の治癒呪文の回復量バランスがこれに当てはまる(というかD&Dの呪文体系を元ネタとしてウィザードリィの魔法が生まれたために当然だが)


〈死者復活/レイズデッド〉第5位階
《レイズ・デッド/死者の復活》 クレリック5lv
復活には完全な死体が必要、生き返ると1レベル減少、蘇生制限いろいろあり。
呪文発動の触媒として5,000gp分のダイアモンドが必要。

D&D3版系では1Lvキャラを復活させると耐久力が2下がり、すぐにロストというわけではない。

追記:アンデッドに殺される、[即死]効果(死霊術)で殺される、老衰で死ぬ、他次元出身の種族(来訪者)、人造(ゴーレム)やエレメンタル、魂捕縛などはこの呪文では蘇生できない。


〈蘇生/リザレクション〉第?位階
《リザレクション/蘇生》 クレリック7lv
レベルダウン有りだがレイズ・デッドに比べ蘇生制限が緩和され[即死]効果で死んでも、何十年モノの死体のカケラからでも復活可能。触媒として10,000gp分のダイアモンドと聖水が必要。
これ以上の上位蘇生呪文となると9lvのトゥルー・リザレクション、ウィッシュ、ミラクルとなる。カジットのおっかさんを生き返らせるにはこれらが必要か…遠いな。


転移後の世界での蘇生関係の描写を見ると、蘇生失敗率の高さや復活後の衰弱など3.5版ではなくAD&D2nd以前の旧版(おそらくクラシックD&D)がインスパイア元になっていると思われる。

 

追記:2chなどでD&Dでは高位蘇生呪文を使えば本人の蘇生拒否を無視できる、みたいなデマが流れていたが今も昔もそんなことはない。

他の手段としては、呪文ではないが神格能力のGIFT OF LIFEを使えば、他の上位神格に邪魔されるのでなければ本人の意思に関係なく復活させることが出来る。こんなんまでルール化されてるのが3版D&Dの恐ろしいところ。気軽に「D&Dには無い」と言い切れない。

さらに追記:ファイナルファンタジーなどで良く見られる「アンデッドに蘇生呪文をかけて一撃で倒す」について、これは3版より前の各D&Dのレイズ・デッド呪文にはあった要素なのだが、D&D3版以降では呪文からそのような記述はなくなってしまった。
これは版上げによって蘇生呪文の発動時間が延び(ゲームバランス調整の意味もある)これにより実質戦闘中に使える呪文では無くなったためと思われる。

追記:3版系後続であるパスファインダーRPGでは、スペクターやワイトなど一部のアンデッドが「蘇生に対する脆弱性」を持ち、蘇生呪文で破壊できる設定となっている。とはいえ、コイツら相手に10Rもかけてレイズ・デッドを発動するアホなPCもおるまい。