Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

呪文 その3 転移系魔法

〈ディメンジョナル・ムーブ/次元の移動〉第3位階
《ディメンジョン・ドア/次元扉》ウィザード4lv
術者Lvにもよるがテレポと違い300mぐらいまでしか転移できない、移動後次のターンまで硬直あり。つまりD&D3.5eでナーベのように転移即攻撃するのは、ディメンジョン・ジャンパー呪文か一部の特技を持ってしか出来ない。


〈テレポーテーション/転移〉 web版では第6位階、書籍では第5位階?
《テレポート/瞬間移動》 ウィザード5lv
D&Dだと術者レベル×100マイルとかなりの長距離を瞬間移動できるが、作中描写を見るにオバロにおいてはそこまでの長距離移動は出来ない様である。
目的地への精通度により、出現先がずれたり場合によっては失敗する。

距離制限、失敗確率の無いグレーター版は7lv呪文。


〈ディレイ・テレポーテーション/転移遅延〉?位階
《アンティシペイト・テレポーテーション/瞬間移動出し抜き》 ウィザード 3Lv
グレーター版6lv「秘術大全」出展
この呪文の出現により、それ以降のテレポ戦術が変わってしまった重要呪文。
味方の瞬間移動まで遅延させるのが悩みどこ。

追記:テレポ強襲対策としてもはや常識となってしまった感のある呪文だが、これとPH2記載の5Lv呪文《ディメンジョン・シャッフル》とを組み合わせるコンボにより、強力な戦場コントロール術となす使い方もある。
ディメンジョン・シャッフル呪文は敵味方問わず複数のクリーチャーを30フィート以内に短距離瞬間移動させ再配置させる「仕切り直し」向けの呪文だが、このとき転移させた敵の出現先をグレーター・アンティシペイト・テレポーテーション呪文の効果範囲内に指定すれば遅延により実質3ラウンドの無力化、敵戦力の分断が可能となる。ほえー、いろいろ思いつくもんだねぇ。

さらに追記:書籍13巻ではアインズが範囲拡大したディレイ・テレポーテーションに憤怒の魔将を誘い込み遅延化させ、地上のユリ&ルプーから引き離すという上記の戦法にも似たテクニカルな使い方がされた。

〈ゲート/転移門〉?位階
《ゲート/次元門》 ウィザード、クレリック 9Lv
D&D3版系でのこれは別次元への門を開く呪文であり、同一次元内の別地点への転移には使用できない、オバロでもweb版では〈ゲート/異界門〉となっていた辺りにこの残滓が見てとれる。
移動手段としてよりはもっぱら上位エンジェルとかを招請するのに使われる事が多く、大人数を転移させるのに使用する呪文は《テレポーテーション・サークル》9Lvとなる。

追記:「コール オブ クトゥルフ d20版」の呪文〈クリエイト・ゲート〉では表に書いてある最大転移距離が50,000,000光年と、なかなかアホらしいことになっている。
元のCoCルールでどうなってるかは知らないが、こんなデータをゲームに生かすような状況が果たしてあるのか気になるところではある。(とりあえずフォーマルハウトとかカルコサに行くのには十分すぎるね)

 

追記:D&Dにおいて瞬間移動呪文はすべてアストラル界を経由しているという設定。アストラル界では時間の経過が無い為、出現地点までの移動が瞬間で済む。

 

さらに追記:テレポート失敗といえば、ウィザードリィの*いしのなかにいる*が有名である。
これもD&D旧版ではあった要素なのだが、3版以降はここのように大分マイルドに変更され、たとえ大失敗しても少々のダメージで済む。
どれだけ目的地に精通しても何パーセントかは地中または空中行きの可能性の残っていた旧テレポと違い、今はずいぶん気軽に使える呪文になった。