Tomb of the Overlord

オーバーロード 元ネタ考察 備忘録

はじめに

このブログは丸山くがね氏の小説「オーバーロード」について、
そのユグドラシル世界に大きく影響をあたえているであろう、ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版(以降D&D3.5e)視点から、元ネタを考察していく個人的な備忘録です。
オーバーロード」内から出展のものは〈山カッコ〉、D&D3.5e出展のものは《二重山カッコ》で表記しています。
D&D3.5eについては、特に記載ない限り基本ルールブック3冊(PHB,DMG,MM)からの出展です。

自分は3版系で邦訳された分はほぼ全てルールブックを揃えていますが、なにぶん物量が多く未訳まで含めると甚大な量となります。また丸山くがね氏がプレイ経験を明言しているクラシックD&D(赤箱)、ダンジョンズ&ドラゴンズ4版、ソードワールドガープスなどについての知識はほとんどありません。
そのため勘違い、的外れな考察もあるかもしれませんが、そこはご了承ください。

追記ログ

2018/11/11 呪文 その8
〈パーフェクト・ウォリアー〉について追記

2018/10/21 アイテム その1
無限の水差しについて追記

2018/9/10 呪文その22
アルシェのゲロについて追記

2018/9/6 呪文その25
〈支配の呪言〉について追記

2018/5/5 呪文その3
転移遅延についてさらに追記

2018/4/22  非実体はアストラル体?
ガープスについて追記

2018/3/26  アイテム その6
ワンド・オブ・リザレクションについて追記

2018/3/21  "ゴブリンスレイヤー"
ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワンでの描写について追記

2018/3/17  呪文その5 「聖王国の聖騎士」描写から見るルールその1
クライ・オブ・ザ・バンシーと安寧の権天使について追記

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紐神様

ヘスティア
神格ランク:9(下級神) 来訪者HD20+エキスパート20Lv

聖印:かまど
本拠地:オリンポス
属性:中立にして善
権能:家族、家庭、健康
信者:コモナー(一般人)
領域:守護、善、共同体
好む武器:ダガー

 

いやまあD&Dにデータがあるからといって「だからどうした」的な話なんだが、「ゴブリンスレイヤー」最新刊で青いヒモが小ネタとして使われており、ちょっと思い出したので書き留めておく。
ちなみにアニメ「ダンまち」放映後に紐神様を信仰するクレリックをキャラメイクする人が出たとかいう話は聞いたことが無い。

D&D3版系神格の価値は「領域」と「好む武器」、専用上級クラスでのみ決まるのだ!(マンチ思考)

*「和訳された範囲ならなんでもいいよ」という緩いレギュでヨグ=ソトース信仰(旅と幸運領域持ち、中立属性)とか言っちゃう、そんな悪い子は先生知りません。

コカトリス・カレー味

中型サイズの魔獣 真なる中立 脅威度7

ヒット・ポイント:58(9D10+9)

イニシアチブ+2;知覚 夜目及び暗視60ft

移動速度:20ft地上 及び 60ft飛行(貧弱)

アーマ・クラス:15、接触12、立ちすくみ13
(10+2[敏]+3外皮)

基本攻撃/組み付き:+9/+9

攻撃:噛みつき=+11近接(1d6)

特殊:カレー臭、カレー化ブレス

セーヴ:頑健+7、反応+8、意志+4

能力値:筋力10/敏捷力15/耐久力13/知力/2/判断力13/魅力9

技能:〈聞き耳〉+9、〈視認〉+9

特技:《鋭敏感覚》《武器の妙技》《回避》《能力熟練:ブレス》《外皮強化》


カレー臭(変則):このクリーチャーの体から発せられるスパイシーな香りにより、鋭敏嗅覚を持つクリーチャーに知覚される距離が2倍となる。


カレー化ブレス(超常):カレー粉による10ft.の円錐形、1d4ラウンドごとに1回、頑健ST(難易度16)に失敗した生きているクリーチャーはカレーライスになる。
このブレスの効果はカレーライスにのみ変化する事を除いてポリモーフ・エニイ・オブジェクト呪文のように作用する。術者レベル9、20分間持続。

 

*最近流行りの異世界モノ+ メシ漫画などにより異世界にもカレー文化の流入が著しい近年であるが、こいつは連載開始20数年前の某異世界召喚エルフハンター漫画を元ネタとするクリーチャーである。

はたしてD&Dの世界でカレーライスの作成は可能か?などといった疑問もあろうが、サプリメント「武器・装備ガイド」の交易品類に各種香辛料とコメが記載されておりカレーの原材料に不足は無く、あなたがもしグレイホークに召喚されたとしてもカレー屋を開店することにいささかの問題も無いだろう。

ちなみに自分はカレーの市民:アルバ派です。

黒い仔山羊 オバロ書籍Ver.

巨大サイズの異形(上級の奉仕種族) 脅威度16

ヒット・ポイント:291(25D8+175)

完全耐性:[火][電気][酸]及び毒

イニシアチブ+3;知覚 擬似視覚60ft

移動速度:40ft

アーマ・クラス:32、接触9、立ちすくみ29  ダメージ減少10/魔法
(10+3[敏]+23外皮-4サイズ)

基本攻撃/組み付き:+18/+48

攻撃:触手(×4)=+28近接(1d8+14)
または蹂躙=(3d6+21)反応DC36

特殊攻撃:つかみ強化、締めつけ、筋力吸収

セーヴ:頑健+15、反応+11、意志+18

能力値:筋力38/敏捷力16/耐久力25/知力/14/判断力18/魅力14

技能:〈隠れ身〉+16、〈聞き耳〉+32、〈視認〉+32、〈忍び足〉+17、〈変装〉+15

特技:《強打》《薙ぎ払い》《薙ぎ払い強化》《迎え討ち》《超感覚》《瞑想》《外皮強化》×3

出現環境:温帯または亜熱帯の森/沼

正気度喪失:1d3/1d10


戦闘

つかみ強化(変則):触手を命中させたなら、機会攻撃を誘発することなくフリー・アクションで組みつきを開始できる。
組みつき判定に勝利したなら、相手を捕らえ、締めつけを行う。

締めつけ(変則):1回の組みつき判定に成功することで、1d8+14のダメージを与える。

筋力吸収(超常):押さえ込んでいる各ラウンドで1d3の筋力を永久的に吸収。

蹂躙(変則):全ラウンド・アクションとして移動速度の2倍までの距離を移動し、自分よりサイズ分類の小さな敵たちを文字どおり轢いてしまう。
蹂躙は3d6+21の殴打ダメージを与える。
蹂躙された敵は-4のペナルティを受けて機会攻撃を行うことができる。
機会攻撃を行わないことにした敵は、代わりにダメージを半減させるため反応ST(難易度36)を行うことができる。

 
*以前にd20CoCの仔山羊ならガゼフ勝てるとか書いたわけだが、オバロ書籍Ver.は身長10m以上、レベル90越えなどとずいぶん強化されているようなのでそれに合わせてデータを25HDと、強大化の指針の上限(14HD)を超えて大幅にパワーアップさせた。
このデータなら特殊攻撃「蹂躙」と特技《薙ぎ払い強化》により王国兵を思う存分轢き殺すことが出来るだろう。


余談、アインズの上位物理無効を貫き金属や魔法の鎧もスパスパ切れるレイザーエッジの攻撃が何故仔山羊に通用しなかったのか?という疑問についてだが、これD&D3版的に言えば、それぞれ判定が違う。

アインズ(リッチ)の物理耐性:ダメージ減少/魔法及び殴打
物体や武器防具に対する攻撃:硬度のルール(ダメージ減少のルールに近い)
レイザーエッジの能力:(おそらく)ダメージ減少と硬度を無視
仔山羊の防御力:アーマ・クラス(基本10+敏捷力修正値+外皮AC+サイズペナルティ)


つまりあのシーンはガゼフの攻撃ロールの結果が仔山羊のACに届かず、有効打を与えれなかった=ガゼフの技量が足りなかっただけという、残酷な事実に他ならない。

いわゆるひとつのオレツウェイ 他

アインズの低位魔法無効化能力とか物理耐性とか恐怖オーラとか、あとデミえもんの支配の呪言とか転移後の世界で猛威を振るっている各能力について、これって100Lvが闊歩しているユグドラシルじゃ役立たずじゃね?何のためにあったのかという意見が散見されるが、深く考えずともそのまんまである。雑魚ども相手に無双するためにあるンだよ。

よーするにD&Dではリッチや高位悪魔、歳経りたるドラゴンなんかは圧倒的強者であり"畏怖すべき存在/Frightful Presence"なのだ。

わかりやすいのがドラゴン対軍隊、低レベルウォリアーが何千と群をなして集まって弓の一斉射撃とかしてもノーダメであり、ドラゴンがサッと上空を横切るだけで人々は恐怖で遁走し、ブレスの一薙ぎで灰と化す。
初めからそういう存在として各種能力がデザインされている訳なのである。
(いちおう群衆/モブや一斉射撃みたいな集団強化のルールなんかもあるけどね)

そんな国難ともいうべき民衆では立ち向かうのが不可能な存在にどう対処するのか…
もうわかってんだろ、英雄の出番だ!キミが殺るんだよ、キャラシーの準備はOK?

 

 

不浄本の拷問ルールとか使った人いるのかしら?

296この名無しがすごい! (ワッチョイ 9f9f-4xYP)2018/09/16(日) 22:15:45.81ID:x+N+Tkuf0
タブラさんとニューロニストのブレインイーターコンビ
ボンテージファッションはあの種族のお決まりなのだろうか

 5chオバロスレ382より転載


ここで種族:ブレインイーターの元ネタであろうD&Dにおけるマインド・フレイヤー(イリシッド)のデザイン変遷を見てみる。
(各イラストはココとか ttp://dnd.wizards.com/dungeons-and-dragons/what-is-dnd/monsters/mindflaye 2ndはココ ttp://www.lomion.de/cmm/mindflay.php 念のため直リンは避ける)


AD&D1st(Monster Manual 1977)
タコ頭にローブの出で立ち、腰から垂らしたガイコツがチャームポイント。


AD&D2nd(Monstrous Compendium 1989)
サイオニックを操る種族という異形の点を強調する為か、ローブが中国の道士のようなデザインに変更された。ガイコツは首から下げている。


D&D3rd(Monster Manual 2000)
今までのローブがテカテカの黒レザーのようになり、他のイラストでもボンテージ風が基調となった。
ガイコツは股間中央部に移され、まるでキラークイーン(JOJO4部)のよう。

他にもマインド・フレイヤー関連の追加ルールとして臓器移植(グラフト)や脳を弄るマジックアイテムなんかも出てきて、映画「ヘル・レイザー」の世界を彷彿とさせる。


D&D 第4版~5版
3版と基本はあまり変わってないが、ローブのテカりが減ったり上から鎧を着込んだりした為にややボンテージ風味は薄れている。


以上からオバロのブレインイーターのボンテージファッションもD&D3版系からの影響の一環と見るべきだろう。


*他にも言及するべき類似品としては初代ファイナルファンタジーでの「マインドフレイア」(天野喜孝デザイン、イカ頭)やゲームブックファイティングファンタジーシリーズの頭脳殺し/BrainSlayerおよび鞭叩き/Flayer(モンスター辞典に収録)とか多々あるのだが、きりがないので割愛。

オバロの すごい 薄い本(カレイドスター風タイトル)

オーバーロードの同人誌界隈について。アニメ化初年度あたりはダークホース的存在だったオバロに対し、とりあえず様子見と言った感じでアルベド本(少数)だったのだが次の年になるとプレアデスのみなさん、その中でも特にナーベの存在が目立っていたと思う。
3度のアニメ化で盛り上がっている現状を見るに今後益々薄い本展開されるキャラの裾野は広がってくる事だろう。
(トカゲックスとかカルカ棒とか外道方面が増えても泣かない)

それにしてもまあ、ナーベラルかぁ…

 

自分は以前よりナーベラルという存在自体にくがね氏流の一種皮肉めいたものを感じている。

作中何度もナーベの容姿の美しさについて触れられてはいるが、その正体はアレっすよ!性別すら無いじゃん。
外見はいいとして中身の方も人をムシケラとしか思わないツンデレを通り越してツンドラ状態であり、たとえ声がぬーという神話級の補正が有ろうが、これにヒロインとして萌える事には自分は未だにためらいがある。

そんなナーベの薄い本なのだが、ドッペルゲンガーのエロがD&D的にナシかと言えば、これがアリなのである。


D&D3.5版にて新しく追加されたキャンペーン・セッティング「エベロン」世界、その目玉となるべく追加された新種族の一つ「チェンジリング」について

この種族はドッペリゲンガーと人間の混血により生まれた種族で、特殊能力として回数無制限の「下級変身」を持ち、これを生かして盗賊やスパイを生業としている者が多い。

だがエベロン世界最大の都市を扱ったサプリメント「シャーン:塔の街」によると、この町の娼婦の大部分はチェンジリングが占めているという。

中型サイズ人型生物限定とはいえ、変身能力を駆使したプレイ…エロい!

しかもサードパーティ製の「Book of Erotic Fantasy」やパイゾ記事じゃない、ちゃんと本になった公式設定である。

(まあ基本犯罪組織に属してるので正体隠してヤってるのかも知らんけど)

というわけで、同人誌及び二次創作に励んでる人達には是非ともパンドラズアクターの薄い本展開にチャレンジして戴きたい。


検索ワード「オーバーロード クルシュ エロ」

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それはそうとすごく直球ですね、とても好感がもてます。